中2 キャリア教育ワークショップ 中2 キャリア教育ワークショップ

中2では総合の時間に、卒業生を含む 4 名の女性講師をお招きし、全 2 回のキャリア教育ワークショップを実施しました。

1 回目は、講師それぞれのお仕事内容や、その職業に就いた経緯をお聞きしました。

2回目は、職業タイプ診断を通して、生徒同士で気付いたことや興味のある職業についてシェアしました。

職業についてのお話をうかがうだけでなく、生徒たちがお互いに意見を言いやすいコミュニケーションのとり方、話の聞き方をレクチャーしていただき、生徒たちにとって学びの多いワークショップとなりました。

授業後、一人ひとりが今すぐに実践していきたいことをカードに書き、「明日からのアクション」と題して、廊下に掲示しました。

他の生徒のカードをみることで、今後の生活において、さらなる刺激になることを願っています。

高2教養演習 俳句 ―私の夏― を掲載いたしました 高2教養演習 俳句 ―私の夏― を掲載いたしました

高2の学校設定科目「教養演習」で生徒が『夏』をテーマに俳句を作りました。1学期の授業の佳句を紹介します。

サイダーの光はじける午後六時
背泳ぎやゆらゆら動く我と雲
泳ぎゆく海の青さの果てしなき
向日葵や街全体が笑つてる
向日葵が子どものやうに笑つてる
縁日の金魚すくふや着崩れて
金魚鉢さかさに揺れる空のあを
金魚鉢ゆるる水面の軽さかな

マッチ先生が贈る今月の一句ー6月 マッチ先生が贈る今月の一句ー6月

「幼少の茅(ち)の輪くぐりを懐かしむ」

 

真夏を思わせる日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。5月は国民の祝日もあり、全国的にも様々な行事があって、華々しい月といったイメージがありますが、6月は祝祭日がなく、時の記念日などの記念日はありますが、何となく地味なイメージがありますね。

でも、古人は6月の晦日を、半年に一度の「禊(みそぎ)」の日と定め、12日31日の大晦日と同様に、罪やけがれを祓(はら)う儀式を盛大に行っていたようです。その片鱗が今でも窺えるのが、神社に設置されている「茅の輪」。うちの近所にもあります。幼少期、意味もわからずにくぐった記憶があります。

「風そよぐならのおがわの夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」家隆

百人一首に詠まれた和歌です。実際には旧暦の6月は現在の7月下旬ですから、夏の終わりということになるのですが、現在はこれからが「酷暑」。花火大会や盆踊りのような夏の行事が目白押しですね。今を生きる私たちですが、昔から受け継がれてきた行事に目を向け、日本の伝統文化を味わってみませんか。

オーストラリア短期研修事前プログラム オーストラリア短期研修事前プログラム

高1・高2の希望者約30名が参加するオーストラリア短期研修。先日、実践コミュニケーショントレーナーの西田弘次先生をお招きして事前研修・コミュニケーションワークショップを行いました。

約10日間の留学の間、ホストファミリーや現地校の生徒、先生など多くの人と触れ合う機会があります。限られた時間で多くの学びや経験を得るために必要なコミュニケーション力に磨きをかけました。

緊張感が漂う中、ワークショップが始まりました。コミュニケーションを取るきっかけ作り、話の聞き方、目線の送り方、姿勢など西田先生の解説を聞き実践してみると、表情豊かに、身振り手振りを交えながら楽しそうに会話ができるようになっていました。初めは正しい「聞く姿勢」ができていない生徒がいましたが、後半では西田先生のお話を聞く時にはスッと背筋が伸び、“今、お話をきいています”ということが姿勢に表れていました。丁寧にコミュニケーションの方法を確認し、コミュニケーションの質を高めることができ、ワークショップの終わりには見違える姿がありました。

このコミュニケーションスキルを持って、異文化交流を楽しんでくれることを願っています。

特別講座「国際NPOせいぼ」コーヒーかす再利用ワークショップ 特別講座「国際NPOせいぼ」コーヒーかす再利用ワークショップ

アフリカのマラウイの給食支援のために、マラウイ産のコーヒー販売を手掛ける特別講座「国際NPOの活動に参加してみよう!」。美味しいコーヒーを淹れた後にはコーヒーかすが出ます。今回の特別講座では、コーヒーかすを再利用した消臭剤をつくるワークショップが開かれました。スタッフの方の指導のもと、それぞれ、かわいいマスキングテープや布でおめかしした消臭剤や匂い袋ができました。

右から、NPOせいぼの横山さん、澤田さん、ライラさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

コーヒーかすと塩を使います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

できあがりはこんな形です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光塩オンライン英会話スクール開講! 光塩オンライン英会話スクール開講!

今年度よりオンライン英会話の講座が始まりました。毎週火曜日の放課後、校内で自分のデバイスを使って、海外にいるEnglish Speakerの先生とオンラインで英会話のレッスンを行います。初回のレッスンでは、自分の目的やレベルに合わせてテキストを選び、30分程のレッスンを受けました。緊張して英語を聴き取れなかったり、思うように英語で表現できなかったりということもありましたが、皆会話を楽しみながら集中してレッスンに取り組みました。レッスン後は振り返りを行い、学んだ表現を各自確認し、英語力向上につなげました。

タイ・スタディツアー 2025春 タイ・スタディツアー 2025春

タイ・スタディツアー(上智大学主催)にこの春も高等科生が参加しました。このプログラムは、バンコクと周辺地域をフィールドに、大学や仏教寺院などの見学、日系企業との交流やスラム地域支援団体を訪問する経験と、自ら定めたテーマに基づくフィールドワークから構成されており、上智大学がカトリック高等学校連携協定校の生徒を対象に実施しています。参加した生徒が以下のコメントと写真を寄せてくれました。

今回のタイ・スタディツアーでは、日本全国から集った同世代の仲間たちとローカルなマーケットや有名な観光地まで様々な場所に赴き各々の興味のある分野を探究しました。また、思いがけず地震にあったことにより、災害の中でも明るく過ごすタイの人たちを見て、現地と日本の文化や対応などの違いを改めて違う視点から見ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別講座「国際NPO(せいぼ)の活動に参加してみよう!」2025年度が始まりました! 特別講座「国際NPO(せいぼ)の活動に参加してみよう!」2025年度が始まりました!

今年も、特別講座「国際NPOの活動に参加してみよう!」が始まりました。

受講者には、継続している生徒もいれば、新しく参加した生徒もいます。みんなで、大学生のせいぼスタッフから、「マラウイはどこ?」「どうしてコーヒー販売が支援になるの?」「給食支援が何につながるの?」などの、プレゼンテーションを受けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年の「特別講座国際NPOせいぼ」バザーの記事はこちら

マッチ先生が贈る今月の一句ー5月 マッチ先生が贈る今月の一句ー5月

長雨に喜んで咲く茄子の花

6月を前にして、九州では早くも梅雨入り宣言が出されました。関東地方でも曇りがちの日々、まもなく梅雨入りと思われます。
梅雨というと、鬱陶しいなあと感じたり、なんとなく気持ちが重くなったりすることはありませんか。

私は朝目覚めて雨が降っていると、家から出たくないなあと思うことがあります。でも、最近少し感じ方が変わりました。それは、夏野菜の栽培を始めてからです。現在、我が家のベランダには茄子とパプリカの鉢植えがあります。ご存じの方もあると思いますが、夏野菜である茄子とパプリカは、暑さに強いものの、水切れには弱く、少しでも水を切らすとしおれてしまいます。昨年は、水を切らして枯らしてしまいました。ですから、雨の日は、茄子もパプリカも生き生きして、たくさん花を咲かせてくれます。

茄子とパプリカを育ててみて、植物の場合と同様に自分にとっては心地よいことでも、他者にとっては快いとはいえないことがあるのではないかと、改めて気づかされました。

人は往々にして、ものごとを自分目線でとらえてしまいます。しかし、他者と自分とは同じではないということをもう一度考えてみる必要があると思います。他者の立場に立ってものごとを見、考えるとき、思いやりの心も生まれ、対話もできるのではないでしょうか。

現在、世界中で継続している対立、戦争も、まず他者の目線になることで、対話や和解が生まれると信じています。

保護者全体会~上智学院・山内保憲神父様をお迎えして~ 保護者全体会~上智学院・山内保憲神父様をお迎えして~

5月17日、中高等科保護者全体会が開催されました。はじめに校長より今後の工事計画や、本年度から始まるTSUNAGARUプロジェクト、その一環として2026年度から始まる中3・ニュージーランド短期研修などの新しいプログラムが紹介されました。

烏田信二校長による挨拶と学校概況の説明

光塩女子学院後援会会長 狩野繁之様

 

 

 

 

 

 

 

続いて後援会総会、保護者講演会が行われました。講演は、高大連携協定を結ぶ上智大学から山内保憲(やまうちやすのり)神父様(上智学院カトリック・イエズス会センター・学事局 Sophia Future Design Platform推進室)をお迎えし、「世の光、地の塩―現代に求められるレジリエンスなカトリック教育―」と題して行われました。

人生の中で、ほとんどの人は心折れる体験に遭遇することがあります。大切な人との死別、失恋、自分やパートナーの病気…現代においては、老いもそのひとつです。山内神父様は、高齢の修道会会員の介護と看取りをされた長年のご経験をもとにお話しになりました。優れた学識があって著書を何冊も残した司祭も、車いす生活になり認知症が進む“老い”を避けることはできません。その姿は聖書の言葉「彼は軽蔑され、人々に見捨てられ多くの痛みを負い、病を知っている。」(イザヤ書53.2-3)を彷彿とさせます。また、イエスご自身の生涯を聖書のこの言葉に重ねる時、「思い通りにならない」人生の中にいる人間は、実はイエスが歩んだ道に近づいていることに気づきます。レジリエンスに必要な、別の視点がここにあります。 

人生で遭遇する心折れる体験は、「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」というマタイ5章44節の中の「敵」ということができます。苦しみの中にいるときも、その苦しみが自らをイエスに近づけていることに気づく価値観があれば、希望を失わず生きていくことができるでしょう。 現代的な価値観から見れば絶望しかないような、自分の力ではどうしようもない困難に遭遇したとき、それを受け止め乗り越えるレジリエンスな力を養うことは、現代のカトリック教育の中に求められています。

山内神父様の言葉のひとつずつを通して、建学の理念と人生の意味のありようについて知る、大事な講演会となりました。

ユーモアを交え、軽妙な語り口で話される山内保憲神父様。

「学校にいる子供たちは今は聖書の言葉を聞き流しているかもしれません。しかし心のどこかにひっかかり、いつか聖書の言葉が子供達の命を支えるときが来ると思います。」