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ラーニングコモンズより「2025年をラッピング!~本で紐解くクリスマス~」企画開催中 ラーニングコモンズより「2025年をラッピング!~本で紐解くクリスマス~」企画開催中

寒さも本格的になり、いよいよクリスマスシーズン到来ですね。 本校のラーニングコモンズも、すっかりクリスマス仕様に大変身しています!今日は、ラーニングコモンズチームの生徒たちが企画・運営している、この季節にぴったりのユニークなイベントをご紹介します。

・テーマは「今年あった出来事にちなんだ本」

ラーニングコモンズに入るとまず目に飛び込んでくるのは、きれいに飾り付けられたクリスマスツリーと、カラフルなラッピングに包まれた謎の箱たち。

実はこれ、「本」のクリスマスプレゼントなんです。

今回の企画の面白いところは、「今年(2025年)あった出来事やニュース」をテーマに生徒たちが本を選書している点です。

・ 参加方法は宝探しスタイル!

本のタイトルはラッピングされていて見えません。では、どうやって本を選ぶのでしょうか?

  1. まず、クリスマスツリーに飾られている手作りのPOP(紹介カード)を読みます。

  2. 「スポーツのヒミツ」「クマ出没のニュース」「AI」「ジェンダー」など、気になったPOPを見つけます。

  3. そのPOPに書かれている「番号」と同じ番号が振られた箱を探します。

  4. 箱を開けると……そこで初めて、選ばれた本とご対面!

POPを読んでみると、

  • 「今、日本中で問題になっている熊。あなたはその暮らしを知っていますか?」

  • 「テレビじゃ教えてくれない世界スポーツのヒミツが満載!」

など、読み手が「おっ、読んでみたい」と思わず手を伸ばしたくなるような言葉選びがされています。 AIや国際情勢、環境問題など、今年話題になったトピックをしっかり押さえているあたり、さすがラーニングコモンズチーム!

期末考査の息抜きに、あるいは冬休みの読書のお供を探しに。 いつもの自分なら選ばないような「思いがけない一冊」との出会いが待っているかもしれません。

この企画はクリスマスまでの期間限定です。 生徒の皆さん、ぜひラーニングコモンズで「箱」を開けてみてください。※「プレゼントは『本』ではなく『新しい世界』です。(読み終わったら返却してね!)」

高2教養演習 俳句 ―私の冬― 高2教養演習 俳句 ―私の冬―

学校設定科目「教養演習」で高2が俳句に挑戦しました。今回のテーマは「私の冬」。2学期の佳句をご紹介します。

寒さうに空に瞬くオリオン座
冬の夜の青さの中に白浮かぶ
車窓から広がる水面白鳥よ
教室で数式を解く神の留守
秋雨や傘ひとつ分親密に
日曜日ホットケーキのぷつぷつと
クリスマスサンタを見張る五歳かな

特別講座「国際NPOせいぼ」コーヒー・紅茶・チョコレート販売 ~親睦会2025~ 特別講座「国際NPOせいぼ」コーヒー・紅茶・チョコレート販売 ~親睦会2025~

11月の親睦会で、特別講座「国際NPOせいぼ」は今年もマラウイコーヒーの販売を行いました。この講座が親睦会で販売するのは今年で3回目。生徒たちは今までの経験も踏まえてポスター、CM音声に加えてクイズや配布用のステッカーも準備。お客様の動線も念入りにシュミレーションしました。

開場とともに、その場で飲めるホットコーヒーの良い香りがあたりにただよい、お客様も次々に来場しました。

今年はマラウイのコーヒーだけでなく、紅茶、チテンジ布の小物、それに日本初上陸のチョコレートも販売。素敵な物産が並び、支援の行き先・アフリカのマラウイのイメージを伝えていました。

一日の終わりに売り上げを集計したところ、532,000円!みんなの工夫の成果です。以下は、責任者を務めた高2生徒たちのコメントです。

「今年度は、高校2年生として後輩を引っ張る立場となり、気を引き締めて取り組みました。
親睦会当日は、大人の方を中心に多くの方にご来店いただき、マラウイの給食支援や子どもたちについて、多くの方に知っていただけてとても嬉しかったです。また、昨年よりも売り上げを伸ばすこともでき、達成感も味わうことができました。」

「責任者という重要な立場で参加し、身が引き締まる思いでした。
NPOせいぼは、売り上げの面でも学習発表の面でも、一昨年から昨年は大きく進化しました。今年度、さらなる進化を遂げることができるのか不安でいっぱいでしたが、無事に成果を発揮できてよかったと思います。3年目になり、お客様の中でも、NPOせいぼについての知識量に差が出てきたと思います。今後は、よく知っている方にも、全く知らない方にも有意義な時間をすごせる空間が作れればよいなと思いました。」

「今年は活動4年目、高校2年生として責任ある立場となり、緊張感を持ちながら準備と本番に取り組みました。昨年までのブース内容に加え、プレゼンや展示、販売商品を増やすなど新たな取り組みを行いました。昨年度は一昨年から大きく成長し、成功を収めたため、今年はプレッシャーも感じていましたが、学年の壁を越え、一人一人がこのNPOの活動に向き合い、意見を出し合いながら取り組んだことで多くのお客様に足を運んでいただくことができました。目標にしていた売り上げも昨年より伸ばすことができ、達成感を感じるとともに、このNPOの活動をより多くの方々に知っていただくために新たにできることを考えたいと思いました。」

 

 

 

 

 

「チテンジ」の布小物。バッグとコースターです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドリップバッグのラベルは光塩オリジナル

 

丁寧にコーヒーを淹れます。いい香り!

 

特別講座「国際NPOせいぼ」親睦会準備の記事はこちら

ICU出張講義「リベラル・アーツ教育の魅力を知ろう!」 ICU出張講義「リベラル・アーツ教育の魅力を知ろう!」

11月29日(土)、国際基督教大学(ICU)の半田淳子先生をお招きし、高等科1年生を対象に、「リベラル・アーツ教育の魅力を知ろう!」という題で、ラーニングコモンズにて出張講義を行っていただきました。

まず、ICUという大学についてご説明いただき、自然あふれるキャンパスの様子や、大学入学後にメジャー(専攻)を決められることなどをうかがいました。2つの専攻を組み合わせる「ダブルメジャー」の説明もうかがい、生徒たちは2つの専攻を組み合わせたらどんなことができるか考え、アイディアを出し合いました。

その後は、半田先生のご専門である言語教育に関連して、鳥の「言語」の研究の話から、人間の言語の特徴、英単語や活用形と英語史との関係性、日本語での形容詞や漢字の使い分けのお話などをうかがいました。生徒たちは2~3人の小グループにわかれて活発に議論し、発表していました。

高等科1年生の生徒にとって、「リベラル・アーツ」はまだあまりなじみのないものだったと思いますが、「実学と違ってすぐには役に立たないかもしれないけれど、未来を切り開いていけるかもしれないもの」というご説明をうかがい、実際の授業形式を体験して、その魅力を発見できたことと思います。

ICU・半田淳子先生

少人数・議論しながら、というICUスタイル

高1 租税教室 高1 租税教室

高1は総合の時間を使って租税教室を開催しました。 

税理士の業務についての紹介を受けたあと、前半は税の公平性について考えました。ゲーム形式で取り組んだ議論のテーマは、税金で街に300万円の公園を作るために年収の異なる3人の住人から税金を徴収するとしたら、どのように税金を集めたら公平であるか、という問いでした。 

生徒からは、「それぞれが年収の10%ずつ出す」という意見や、「全員100万円ずつ出す」「年収が一番高い人が全部出して、低い人は後払いする」といったものが挙がりました。これらの税の収集方法は、どれも使われているものである、ということを議論の後に聞いた生徒たちは、税の種類によって収集方法が異なることを、わかりやすく身近に感じたようです。 

後半は、税金の使われ方について勉強しました。中でも「税金は私たちが健康で文化的な生活を送るための『会費』のようなものである」という視点から、生徒たちは税金が今後自分たちにとって豊かで安心して暮らせる未来をつくるために必要なものであるという示唆を得たようです。 

最後に、「消費税は必要か」というテーマでの議論にも取り組みました。今後、社会に出て税を支払う立場に立つ生徒たちにとって学びの多い機会となりました。 

税金の集め方について様々な意見が挙げられました。

「消費税は必要か?」熱いディベートでした。

マッチ先生が贈る今月の一句—11月 マッチ先生が贈る今月の一句—11月

雪つりの松を囲んで談笑す

布団干し我が家もついに冬支度

小春日が続いているものの、さすがに朝夕は冷え込むようになりました。まもなく師走、2025年も終盤に近付いてきましたね。

東京で行われたデフリンピックが先日終わり、予想を超える観戦者数と日本のメダルラッシュに盛り上がりました。

メダルを獲得した陸上の山田選手が、「デフリンピックが終わっても、これで終わりではなく、これからが始まり。デフリンピックをきっかけに障がいを持つ人と持たない人との交流の輪を広げ、障がいを持つ人々が暮らしやすい世の中を作るために活動していきたい」と話していたのが強く心に残りました。

また、観戦した人々からも、「応援を通して障がいを持つ人々と繋がっていると感じることができた。これからさらに障がい者との関わりを広げていきたい」という声が上がっていました。

私はこれまでデフリンピックにそこまで強い関心を持ってはいませんでしたが、報道を見て選手と応援する人たちが一体になって競技を盛り上げている姿に感動し、障害を持つ方々の生きざまに関心を持つようになりました。

今、学校では毎年恒例の「クリスマス助け合い」を行っていますが、遠い国で苦しんでいる人のことを心にかけるのはもちろんのこと、国内で生きづらい思いをしている人々のことも心にかけて、心のこもった支援をしてほしいと願っています。

 

 

中3数学 三平方の定理 証明発表会 中3数学 三平方の定理 証明発表会

中3では、数学の授業で学習した「三平方の定理」の証明の発表会を、グループに分かれて行いました。

100種類以上の証明方法があるとされている「三平方の定理」。多くの生徒が 10 通り近くの証明を追体験し、レポートにまとめました。

発表会は、話し手は分かりやすい説明を工夫している様子が見られ、聞き手も相づちを打ちながら耳を傾けており、発表しやすい雰囲気の中、行われました。

以下、生徒が「発表会ワークシート」に記入した「三平方の定理について理解が深められたこと」を紹介します。

「三平方の定理の証明は誰もが知っているような偉人や数学者なども取り組んでおり私は偉人の名前を覚えるのが好きなためとても楽しく取り組めると同時に自分も数学者になったようでとても面白かったです。」

自分が調べたこと以外にもグループの方々がたくさん補ってくれてとても勉強になりました

 

特別講座スペイン探究 スペイン語講座 特別講座スペイン探究 スペイン語講座

特別講座スペイン探究、2学期は2回にわたりスペイン語講座を実施しました。お招きした講師の長谷川さんは光塩の卒業生、夫のMiguelさんはメキシコのご出身です。

まずは“Hola!Me llamo~”と自己紹介の練習から。本物のペソのコインを手にお買い物などの典型的な会話にも挑戦します。「メキシコは中米?北米?」「メキシコの聖母像、ヨーロッパの聖母像とどこが違うかわかりますか?」「メキシコ料理と和食の共通点は何でしょう?」スペイン語にとどまらずメキシコの歴史、芸術、食、信仰など幅広いジャンルから、スペイン語圏の文化全体に及ぶまで、メキシコで暮らしたご経験やお写真も豊富に紹介され、生徒たちは知的好奇心を大いに刺激されました。初等科の校舎にあるグアダルーペの聖母、スペイン語で唱える主の祈りなど、光塩とスペイン語を結ぶ要素も再発見しました。

「語学を習得することはゴール(目的)ではない。知りたい!理解したい!その気持ちをかなえる“手段”が語学だと思います。」というお二人からのメッセージを皆しっかり受け止めていました。

ここまでの講座で探究の種をいっぱい集めた生徒たち、これから光塩祭での発表の準備を始めます。

長谷川様、ありがとうございました!

スペイン語会話、お買い物に挑戦

食文化にも興味津々

高校生のための法律教室 ~司法書士のお仕事~ 高校生のための法律教室 ~司法書士のお仕事~

11月、高校2年生は東京司法書士会の山際菜穂子先生をお招きして、「高校生のための法律教室」を実施しました。
あと1年で成人になる2年生。選挙権を持ち、契約もできるようになります。選挙に際して、良かれと思った運動がひょっとすると選挙違反になるおそれも…。「こんな場合は選挙違反になるでしょうか?」お話はクイズをまじえて楽しく進みました。

もう一つ、この日に伺ったのは司法書士というお仕事について。司法書士は140年の歴史があり、法律を介して生活のトラブルを未然に防いで社会を支える一方、資格を活かして独立し柔軟な働き方のできるお仕事だそうです。この講演は、社会人としての働き方を考えるうえでも、大切な機会になりました。

先生は、18歳で成人するとできることをご説明くださいました。携帯電話やクレジットカードの契約、国や自治体の選挙の投票のほかにも、いろいろなことができるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可愛いたい焼きのイラストですが、これは「売買契約」のご説明のスライド。

 

 

 

 

 

 

 

東京司法書士会のホームページで、光塩の法律教室が紹介されました。記事はこちら(外部リンクに飛びます)

光塩女子学院有吉佐和子文庫 ミニ展示 光塩女子学院有吉佐和子文庫 ミニ展示

11月、全校行事「親睦会」にあわせて、有吉佐和子文庫のミニ展示が行われました。部屋の入口には有吉佐和子氏の真っ白なスーツ、部屋に入ると有吉佐和子氏の蔵書が出迎えます。これらは、長女・有吉玉青様から光塩にご寄贈いただいたものです。

有吉佐和子氏は昭和を代表する女流作家であると同時に、光塩高等女学校の卒業生でもあります。昨年からのブームが続く短編集『青い壺』第10話・第11話にはスペイン系ミッションスクールが登場し、モデルになった学校がすぐ分かります。

この日の展示では、作家・有吉佐和子氏と作品に登場する光塩、光塩で学ばれた有吉佐和子氏と長女の有吉玉青様をパネルでご紹介し、来場者は興味深そうに説明パネルや展示された本に見入っていました。

 

有吉佐和子氏の真っ白なスーツ。 部屋入口の「有吉佐和子文庫」の字は長女・有吉玉青様の手によるものです。

ドアをあけたところ。机の上には、有吉佐和子氏と有吉玉青様のご著書。来場者は興味深そうに手に取っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有吉佐和子氏が光塩で学んだ岡本先生、保護者としての光塩の行事参加のエピソード、有吉玉青様の中1での活躍を伝える光塩新聞の記事をご紹介するパネル。

 

実は最後に国語科の故・佐野摩美先生の紹介コーナーも。佐野先生はこの有吉佐和子文庫を根城に、精力的に小論文指導を行いました。