高1山荘生活 高1山荘生活

中等科1年生に続き、高等科1年生も、7月下旬に長野県上田市の光塩山荘にて2泊3日の宿泊行事を実施しました。おおむねお天気にも恵まれ、「自然の中での自己発見」という目標のもと、充実した3日間を過ごしました。

1日目の夜には、理科科の教員から鳥の鳴き声や植物に関して説明を聞き、知識をしっかり身に着けて、翌日のネイチャートレイルに備えました。

2日目は、NPO法人やまぼうし自然学校の方々をガイドにお招きし、ネイチャートレイルを行いました。草花や動物の様々なお話を伺い、実際に見て、聞いて、体験することで、新しい視点を持つことができました。また、この日の夜のキャンプファイヤーでは、生徒たち自身が企画した出し物を全力で楽しむ姿がありました。

3日目の最後には掃除をして帰京しましたが、山の涼しさと都市部の暑さの差に、みんな驚いていたようでした。

普段の学院生活では経験できないようなことを、五感を使って体験できた生徒たち。お互いの絆もさらに深まった3日間でした。

ネイチャートレイル途中のお昼ご飯

中1山荘生活 中1山荘生活

1学期を終え初めての夏休み。7月下旬、中学1年生は2泊3日の宿泊行事として長野県上田市にある四阿高原へ向かい、青々と茂る緑のトンネルを抜け、光塩山荘に到着しました。

高原の一帯には、様々なカトリック学校の敷地があり、光塩山荘もその一角にあります。赤い屋根に白壁の建物で、広々とした庭のあるかわいらしい山荘です。

クラス混合でできたグループで、はじめて顔を合わせたお友達もいる中、一人一人が協力し合い3日間の共同生活を過ごします。

到着初日は荷解きを済ませてから、山荘の敷地内で思い思いに遊びました。ボール投げ、シャボン玉、鬼ごっこ、お手玉、卓球にけん玉。緊張しあっていたはずがいつのまにかあだ名呼びに変わっていきます。

2日目はNPO法人やまぼうし自然学校の先生方に引率していただきながらのネイチャートレイルです。片道約6.5kmという長い道のりを行くうちに、班の結束力もより一層高まります。上り、下り、また上り。小さな沢をいくつも渡りゴールの菅平牧場を目指しました。

夜にはお楽しみのキャンプファイヤー。各グループが、与えられた時間内で出し物を考え、素敵な会にしてくれました。

3日目は大掃除を済ませ、いよいよ山荘ともお別れです。お世話になった方々と自然に感謝をしつつ、最後においしい空気を胸いっぱいに吸い込み、山荘を後にしました。

初めての経験いっぱいの宿泊行事。たくさんの思い出と貴重な体験が心に残る3日間になりました。

沢を渡る生徒たち。
あちこちから鳥の声が聞こえて来ます。

キャンプファイヤーの様子。
空には星が見えました。

オープンスクール オープンスクール

土曜日の午後、小学生対象のオープンスクールが開催されました。

オープンスクールは、クラブ活動を見たり、授業体験をしたりしながら校内を巡り、光塩女子学院の学校生活の一端を直に味わっていただく企画です。たくさんのクラブを見ていただくために、主催したクラブ委員会の生徒たちの考案で、シールラリーも行いました。かわいい手作りシールは大好評。見るだけでなく、体験できるクラブもあり、みな大喜びでした。

また、生活委員会の生徒たちが光塩女子学院の特色から一日の学校生活に至るまでをわかりやすくまとめたスライドを映し出しながら解説する“ミニ説明会”も実施し、大勢の方に参加していただきました。

自分たちの学校を丸ごと紹介したい、学校生活を体感してもらいたいという強い思いが、少しでもいらした方に届いていれば幸いです。

国語の体験授業

倫理の体験授業

英語の体験授業

数学の体験授業ー皆で図形作り

茶道部でお点前の講習

合唱部の発表

美術部で七宝作り

第52回光塩祭 第52回光塩祭

3年ぶりに学校見学の方をお迎えして、第52回光塩祭が開催されました。

今年の光塩祭のテーマは”Preciosa”です。テーマに込められた思いについて、実行委員長からの言葉を一部引用します。

『今年の光塩祭のテーマは”Preciosa”です。マドレ・マルガリタがスペインから来日し、光塩の礎を築かれたのは、今から約95年前のことです。マドレが志した光塩の姿は、長い時を経てなお私たちに受け継がれています。光塩の原点に思いを寄せる機会となるよう、今年の光塩祭のテーマはスペイン語から選出しました。

“Preciosa”は、「貴重な」「美しい」「素晴らしい」「機知に富んだ」など、様々な前向きな意味を持ちます。これらの意味はどれも私たちの日々の学院生活に寄り添うものです。先輩が立つ舞台を照らすため裏方に徹する人、来校された方を楽しませる装飾を施す人、悔いのない光塩祭にしようと練習に励む人、役割は様々だと思いますが、そのどの場面でも、”Preciosa”の前向きな意味が輝き、この二日間が一人一人の心に残るものとなることを願っています。』

光塩祭の実行委員会メンバーはもちろん、各クラブの部員、各係の生徒一人一人が、それぞれの場で”Preciosa”にふさわしい輝きを見せた二日間でした。

テーマのオブジェ

ネクタイコンテスト

中3卒業探究ポスターセッション

水泳部創作ゲームの部屋

剣道部の演武

人気のダンス部公演

2023年度中等科高等科入学式 2023年度中等科高等科入学式

暖かい春風の下、中等科高等科入学式が行われました。今年はコロナ感染対策が緩和され、多くの保護者の方をお迎えすることができました。

入学式は、午前高等科、午後中等科に分けて実施されました。入学者全員の氏名が読み上げられた後、新入生代表が檀上で入学の宣誓と聖書朗読を行い、続いて校長からの祝辞がありました。

校長祝辞では、石、スミレ、チョウが登場する児童文学『レールの中のスミレ』(福永令三著「クレヨン王国いちご村」講談社青い鳥文庫より)が引用されました。登場する生き物たちが一つ一つ異なった形状をしていながら、どれもかけがえのない存在であるように、私たち人間もありのままでかけがえのない存在であると、校長は述べました。

新入生たちが、光塩女子学院での学びを通して、本校の教育理念である「光と塩」の生き方、すなわちありのままの自己のかけがえのなさに気づき、自分をも他者をも大切にする人になるようにとの祈りをこめて、校長祝辞は結ばれました。

新入生たちは、喜びと緊張の入り混じった面持ちで校長祝辞に聞き入っていました。

 

校長祝辞

聖歌隊による聖歌

第89回高等科卒業式 第89回高等科卒業式

咲き初めた桜に慈雨降り注ぐ日、第89回卒業式が挙行されました。
まず生徒の氏名が読み上げられ、一人ひとりに卒業証書が手渡され、卒業生たちは感慨深げに証書を受け取っていました。
コロナ禍で入学式がなかった89回生にとってこの式は生涯忘れられないものになることでしょう。
卒業生代表の答辞に綴られていたのは、コロナ禍が始まり、登校できない日々が続く中で前校長や教職員たちが行ったオンライン授業の導入や在校生への激励メッセージの配信に対する心からの感謝でした。そこには自分たちの辛さを嘆くよりも教職員の苦労を気遣う優しさが表れていました。また、予定していた修学旅行が校内での代替プログラムに変更されたことについても学年の絆を深めることに繋がったと前向きにとらえ、代替プログラムを用意した教職員への謝辞が述べられていました。
答辞に加え、式の終わりに卒業生全員で歌う合唱の曲紹介にも特別だった3年間への熱い思いがこめられていました。殊に、様々な制約があったからこそ、何気ない日常のありがたさに気づくことができたという言葉にはコロナ禍を乗り越えてひと回りもふた回りも成長した89回生の姿がありました。続いての合唱は89回生皆の心の声そのもので、式場中が感動に包まれました。
「雨降って地固まる」-89回生の門出に相応しい雨の日の卒業式でした。

卒業式の様子

 

 

 

 

 

中3卒業探究ポスターセッション 中3卒業探究ポスターセッション

今年度の探究活動の締めくくりとして、卒業探究ポスターセッションを実施しました。
各自が興味のあるテーマについて深く掘り下げ考察し、一枚のポスターに仕上げました。
口頭での発表、ポスター展示どちらも一人一人個性に溢れており、聴衆を惹きつける工夫の凝らした発表が多くみられました。

教養演習イベント 教養演習イベント

3月4日(土)に、高2の学校設定科目「教養演習」のイベントとして日本大学商学部商業学科専任講師、井上裕珠先生による講演会「自分らしく心地よく~大学教員としての日々~」が実施され、高1も合同参加しました。消費者行動論を専門に研究されている先生のお話は、私たちの身近な生活に直結した研究例が多く、カロリーをメニューのどこに表示すると1番購買意欲が高まるかという「カロリー表示研究」のお話や、オンラインショッピングにおいて製品を触ったり持ったりしたところを想像して画像を見るのとそうでないのとでは購買意欲に差が生まれるのかといった「触覚想像研究」のお話に加え、妬みの感情をポジティブに変換していく方法など、生徒の興味関心を次々と刺激する話題が盛りだくさんのご講演でした。ご自身が心理学の研究に行き着いたきっかけが、光塩生時代に中学三年生の公民の授業で配られた資料だったというエピソードや、一橋大学に入学するまでの受験勉強の様子、入学後の大学生活を、挫折や失敗談も交えながら正直に語られる姿には、進路に悩む多くの生徒が励まされたようです。また、「入試の試験科目以外の科目を含むすべての勉強が、教養をもたらし、人間としての深みを与えてくれる」という言葉から、目の前の勉強の意義を考え直したことを、多くの生徒が感想文に書いていました。第三者に見られたい自分の姿ではなく本当の自分を見つめることの大切さを訴えられた先生のメッセージは、自分の選んだ進路についてそれぞれが前向きに明るい気持ちで振り返る機会となりました。

井上先生

消費者行動論の紹介

感謝週間 感謝週間

日頃私たちを支えてくださっている方々への感謝の気持ちを表現する「感謝週間」が、生活委員会主導で実施されました。週間初日には委員長挨拶とともに、校長先生へ花束および手作りカレンダーの贈呈が行われました。

以下に、委員長挨拶の一部を掲載します。

「皆さんは感謝を言葉で伝える習慣を身につけていますか。

心の中ではありがたいと感じていても直接伝えることが恥ずかしくてできない、という方も多いのではないでしょうか。しかし、私たちの日常は、多くの方々の尽力によって成り立っています。この学院生活も、先生方、事務の方々、家族など沢山の人に支えられています。

皆さんも感謝週間を機に、周囲に目を向けて感謝の気持ちを伝えてみましょう。

言葉にすることで初めて心を通わせることができると思います。」

感謝週間ポスター

第54回校内弁論大会 第54回校内弁論大会

新聞部主催の校内弁論大会が開催されました。今年はメルセダリアンホールに2学年が入り、それ以外の学年は教室での視聴となりました。

今年度のテーマは「信じる」と「責任」。発表者は、自己の体験や見聞をもとに学んだこと、考えたことを一人一人が自分の言葉で生き生きと伝えました。学年発表の後には英語による特別発表もありました。

どの発表も現代社会の問題を鋭くつくもので、聴衆にとっても考えさせられる内容でした。

出場者と題名、審査結果(発表順)

中等科1年 M.I 「真のバリアフリーとは」第1位

高等科1年 Y.S 「猫のまなざし」

中等科2年 M.M「本当の豊かさとは」

高等科1年 N.M「自由と責任」          第2位

中等科2年 M.M「社会を動かす第一歩」

高等科2年 M.K「剣はペンより強いのか」  第3位

中等科1年 K.T「信じています、お客様のこと」

中等科3年 M.S「エンタメと向き合う」

高等科2年 H.O「『相手の立場に立つ』難しさ」

中等科3年 R.T「仕事を奪われるって本当に悪いこと?」第3位

特別発表 中等科3年 M.Y「Say Thank You」

 

 

 

第1位 M.Iさんの発表

第2位 N.Mさんの発表

第3位 M.Kさんの発表

第3位 R.Tさんの発表