中3数学 三平方の定理 証明発表会 中3数学 三平方の定理 証明発表会

中3では、数学の授業で学習した「三平方の定理」の証明の発表会を、グループに分かれて行いました。

100種類以上の証明方法があるとされている「三平方の定理」。多くの生徒が 10 通り近くの証明を追体験し、レポートにまとめました。

発表会は、話し手は分かりやすい説明を工夫している様子が見られ、聞き手も相づちを打ちながら耳を傾けており、発表しやすい雰囲気の中、行われました。

以下、生徒が「発表会ワークシート」に記入した「三平方の定理について理解が深められたこと」を紹介します。

「三平方の定理の証明は誰もが知っているような偉人や数学者なども取り組んでおり私は偉人の名前を覚えるのが好きなためとても楽しく取り組めると同時に自分も数学者になったようでとても面白かったです。」

自分が調べたこと以外にもグループの方々がたくさん補ってくれてとても勉強になりました

 

フィリピンからのお手紙~ MFB(メルセス会フィリピン奨学金制度)~ フィリピンからのお手紙~ MFB(メルセス会フィリピン奨学金制度)~

光塩では、独自の支援活動であるMFB(メルセス会フィリピン奨学金制度)を通して、フィリピンの青年たちの経済支援をしています。先日、MFBを通じて学業を終えたエズラさんから、光塩宛てに感謝の手紙をいただきました。エズラさんは、大学で英語教育を専攻し、卒業に際しては成績優秀者の称号、”CUM LAUDE”を授与されたそうです。生徒たちから募ったお金が、フィリピンの学生にとって希望の光となっていることを改めて実感し、心から嬉しく思います。添付の写真はエズラさんがワーキングスカラーとして働いていたMercedarian Retreat Houseの様子です。(2013年に本校の教員が撮影しました)

以下エズラさんからの手紙の内容です。


光塩女子学院中・高等科の皆さんへ

本題に入る前に、私が常に心の支えとしてきた言葉をご紹介させてください——『人生に起こるすべてのことには理由がある』この信念は、幾多の試練を乗り越える力となり、特にボホールで大学出願に臨んでいた頃には、私を力強く支えてくれました。

私は、志望した州立大学のいずれかに合格できると自信をもっていました。しかし、不合格の知らせを受けたとき、本当に不安でいっぱいで、これからどうやって学業を続けていけばよいのか、まったく見当がつきませんでした。それでも学士号取得の夢を叶えるため、私は奨学金の機会を探し、友人や知人に助けを求めました。夢が遠ざかってしまったと思ったそのとき、神様は私に別の道を示してくださいました—それはMercedarian Retreat Houseにワーキングスカラー(※1)として応募するという道でした。無事に合格できたことは大きな喜びでしたが、さらに幸せなことに、光塩から奨学生の一人として選ばれました。あなた方のご厚意は私の人生を大きく変えました。

3人きょうだいの長女として、母一人が家族の生活を支えている中、私は常に責任の重さを感じてきました。ご支援のおかげで、経済的な不安を抱えることなく学業に専念することができました。そして、あなた方の優しさのおかげで、2025年6月4日、英語専攻の中等教育学士課程を誇りを持って卒業することができました。私はラテン名誉称号である CUM LAUDE(※2)をいただくことができ、とても光栄でした。さらに、所属する団体「英語専攻協会(the English Major’s Society)」において、会計および監査役としての活動が評価され、メダルと証明書をいただきました。これらの功績は、私だけのものではなく、あなたのものでもあります。あなたのご支援があったからこそ、実現することができました。

まさに、『神にできないことは何もない』(ルカ 1章37節)という聖句のとおり、あなた方のご支援は、私の人生の中でその言葉の真実を示してくれました。光塩の皆様、本当にありがとうございます。あなた方のご親切は、私の心に深く刻まれ、生涯忘れることはありません。どうか主が、健康と導き、そして幸せを豊かに授けてくださいますように。私はベリスメルセス宣教修道女会のシスターたちや私の旅に関わってくれた仲間の奨学生たちにも、ずっと感謝しております。あなた方は私にとって経済的、感情的、精神的な力の源であり、あなた方の助けがなければ、今の私はありませんでした。

改めまして、2021年から2025年までの奨学生としてご支援いただいたエズラでした。満面の笑顔と、感謝に満ちた大きな心を込めて、ここでご挨拶を締めくくらせていただきます。心よりの感謝を込めて。

エズラ

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※1 working scholar :学業と施設内での業務を両立しながら学ぶ奨学生制度。

※2 CUM LAUDE  :ラテン語で「称賛とともに」。成績優秀者に授与される名誉称号。

 

中1 安全教室 中1 安全教室

中1は、杉並警察署のスクールサポーターの方をお招きして、安全教室を行いました。

スクールサポーターの方は、写真や動画を安易にSNSに挙げたり、他人に送ったりすることが、人を傷つけることに繋がり、誰もが被害者にも加害者にもなりうる危険性があると話されました。

次に、動画を使って、ネットでのなりすましによる犯罪被害や個人情報の流出による被害の事例を紹介され、危険に遭遇しないためにどのように行動すればよいかというお話をされました。

登下校時の安全確保では、防犯アプリ「デジポリス」を使って危険を回避する具体的な方法を教えてくださいました。

最後に、各自、SNSのルールとマナーについて感じたこと、その他お話を伺って実践したいことなどをワークシートに記入しました。

日常生活では小さな心の緩みが大きなトラブルにつながることもあります。この安全教室は、そんなリスクを学ぶ良い機会になりました。

スクールサポーターの方のお話を聞く生徒たち

中3 修学旅行 中3 修学旅行

中学最後の宿泊行事。3年生は、東北へ3泊4日の修学旅行に出かけました。

初日は中尊寺、宮沢賢治記念館・童話村を見学し、岩手県を満喫。名物の【盛岡じゃじゃ麺】を頂きながら、伝統芸能の鹿踊(ししおどり)・鬼剣舞(おにけんばい)を観覧しました。

2日目のテーマは青森”深”探究。各自が選んだプログラムによって行く先が変わります。弘前の伝統文化である【弘前ねぷたまつり】、地域産業である【りんご産業】、伝統工芸である【こぎん刺し】、ブナから作られる新しい工芸品の【ブナコ】と地場産業。東北ならではの探究テーマの下、それぞれの文化の更なる可能性や未来について考える機会になりました。ホテルに戻る前に、4コース全員揃って向かったのはりんご園。【トキ】と呼ばれる旬の青りんごをもぎました。

3日目は三内丸山遺跡へ。竪穴住居が点在する広い公園で、縄文時代の暮らしに思いを馳せます。館内では、日本最古の土偶や、黒曜石の矢じり等も間近で鑑賞できました。さらに、①土偶を作るチーム、②勾玉を作るチーム、③じっくり遺跡を見学ツアーの3チームに分かれ、各々が探究を深めます。ホテルに戻る前には道の駅【かづの あんとらあ】に立ち寄り、手作りの秋田名物【みそたんぽ】に舌鼓を打ちました。

いよいよ迎えた最終日は、小岩井農場で見学ツアーとお買い物を楽しみました。くっきりとふもとまで見える岩手山に見守られつつ、東北を後にした中学3年生。

天候にも恵まれ、最後まで思い出たっぷりの素敵な修学旅行になりました。

 

宮沢賢治記念館にて。館内の展示品をじっくり見て回ることができました

完熟のりんごをもぎり!薄い黄色が特徴の【トキ】という品種だそうです

くっきりと見える岩手山!雄大さに圧倒されます…

中1校外学習 中1校外学習

爽やかな秋空の下、中1は、つくば市にある産業技術総合研究所と筑波実験植物園に行きました。

産業技術総合研究所では、地震と関わりの深い活断層や地質の調査を行っている研究者の方のお話を伺いました。生徒たちは、理科の授業で学習したことを思い起こしながら熱心にメモをとっていました。お話の後の質疑応答でも、積極的に手を挙げて質問していました。

お話の後は、隣接している地質標本館へ向かい、展示されている鉱物や化石を観察したり、活断層の模型を見たり、地震のメカニズムを分かりやすく解説した動画を見たりして自主的に学んでおり、見学時間が足りないと残念がる人もいました。

和気藹々と昼食を食べた後は、筑波実験植物園の見学。あらかじめ配られたワークシートに沿って班ごとに園内の植物を観察しました。珍しいシダやコケ等の植物、絶滅危惧種の植物の数々を興味深く見て回り、口々に「楽しかった」との感想をもらしていました。

校外学習は、理科・社会(地理)の授業での学びを深める有意義なものとなりました。

講義を聞く生徒たち

地質標本館の見学

植物園でシダ植物・コケ植物を探すウォークラリー

中3 能楽鑑賞教室 中3 能楽鑑賞教室

晴天に恵まれた6月のある日、中学3年生は国立能楽堂を訪れました。

観劇した演目は『附子(ぶす)』(狂言・和泉流)・『鉄輪(かなわ)』(能・喜多流)の2作品。

『附子』では、狂言方2人の大きな声と素っ頓狂な動きが観客の笑いを誘います。生徒にとっては一休咄のエピソードとしてなじみが深かったようです。

一方、女の恨みつらみを書いた『鉄輪』では、終始張り詰めた空気が会場を包み、静寂の中で物語の行末を見守りました。

職員の方々に暖かく受け入れて頂いた今回の観劇。古典作品に肌で触れ、教室の外での貴重な学びを得た一日となりました。

国立能楽堂の写真

中3総合 51回卒業生 奈良崎文乃さんのご講演~女の子の力を、世界を変える力にする~ 中3総合 51回卒業生 奈良崎文乃さんのご講演~女の子の力を、世界を変える力にする~

51回卒業生の奈良崎文乃(ならさき・ふみの)さんが、中学3年生に向けたご講演の為ご来校くださいました。

奈良崎さんは国際NGOプラン・インターナショナルに勤め、現在は大学院で研究に取り組まれています。講演では、「世界の貧困や教育格差に立ち向かう為、我々には何ができるのか」と、熱く語ってくださいました。

差別や偏見に直面しながら各国で暮らす同年代の少女たちに思いを馳せ、【女性の権利】とは何かと思案する生徒たちの表情は真剣そのものです。

日本に生きる子供たちとして、そして女性として、『知り、広め、そして参加することが大切だ』と奈良崎さんはおっしゃいました。他者の為に生きることを喜びとする、【Women for Others】の精神につながる大変意義深いご講演でした。

 

生徒が講演に耳を傾けている様子

ご講演にしっかりと耳を傾けています

大切と感じたところをメモしている様子

一生懸命メモを書き残す様子

中2総合 加藤先生講演会 中2総合 加藤先生講演会

お茶の水女子大学副学長 の加藤美砂子先生より、中等科2年生に向けて「イノベーションとは何だろう?」というテーマでご講演いただきました。光塩の卒業生である加藤先生は、現在、理学部生物学科教授と、理系女性育成啓発研究所の所長も兼任なさっています。

生徒たちはインベンション(発明)とイノベーション(革新)を比較しながら、幅広い分野の実践例を通して、イノベーションを生み出す秘訣を伺いました。

中1遠足 中1遠足

中1は、徒歩避難訓練と友達作りを目標にした遠足を行いました。
光塩の広域避難場所に指定されている和田堀公園への遠足です。和田堀公園は、光塩から歩いて3キロほどにあり、善福寺川沿いにある自然豊かな公園です。公園内には、かまどやマンホール型のトイレなど災害時を想定した設備があり、生徒たちは班に分かれて園内をまわって探してワークシートに書き込んでいました。また、ブランコやうんていなどの遊具も大人気で、広い園内を端から端まで思いっきり駆け回っていました。

帰路はさすがに疲れた様子を見せていましたが、園内でのワークショップを通してクラスを超えて多くの同級生と知り合い、園内の美しい自然と触れ合い、満足している表情が窺えました。

校内で避難経路を確認してから出発します

公園内で設備の確認

園内で昼食

自由時間を楽しむ

 

中2遠足 マザー牧場 中2遠足 マザー牧場

4月30日、中2はマザー牧場へ出かけました。

午前中はデイキャンプ場で班ごとに焼きそばを作りました。煙に燻されながらも、各班手際よく調理していました。

午後は園内を自由に散策し、牧場でソフトクリームをいただきました。

クラス替え後はじめての遠足で、新しい友達との交流を深めていました。