中3 修学旅行 中3 修学旅行

中学最後の宿泊行事。3年生は、東北へ3泊4日の修学旅行に出かけました。

初日は中尊寺、宮沢賢治記念館・童話村を見学し、岩手県を満喫。名物の【盛岡じゃじゃ麺】を頂きながら、伝統芸能の鹿踊(ししおどり)・鬼剣舞(おにけんばい)を観覧しました。

2日目のテーマは青森”深”探究。各自が選んだプログラムによって行く先が変わります。弘前の伝統文化である【弘前ねぷたまつり】、地域産業である【りんご産業】、伝統工芸である【こぎん刺し】、ブナから作られる新しい工芸品の【ブナコ】と地場産業。東北ならではの探究テーマの下、それぞれの文化の更なる可能性や未来について考える機会になりました。ホテルに戻る前に、4コース全員揃って向かったのはりんご園。【トキ】と呼ばれる旬の青りんごをもぎました。

3日目は三内丸山遺跡へ。竪穴住居が点在する広い公園で、縄文時代の暮らしに思いを馳せます。館内では、日本最古の土偶や、黒曜石の矢じり等も間近で鑑賞できました。さらに、①土偶を作るチーム、②勾玉を作るチーム、③じっくり遺跡を見学ツアーの3チームに分かれ、各々が探究を深めます。ホテルに戻る前には道の駅【かづの あんとらあ】に立ち寄り、手作りの秋田名物【みそたんぽ】に舌鼓を打ちました。

いよいよ迎えた最終日は、小岩井農場で見学ツアーとお買い物を楽しみました。くっきりとふもとまで見える岩手山に見守られつつ、東北を後にした中学3年生。

天候にも恵まれ、最後まで思い出たっぷりの素敵な修学旅行になりました。

 

宮沢賢治記念館にて。館内の展示品をじっくり見て回ることができました

完熟のりんごをもぎり!薄い黄色が特徴の【トキ】という品種だそうです

くっきりと見える岩手山!雄大さに圧倒されます…

高1総合 卒業生講演会 高1総合 卒業生講演会

10月初旬、高1は卒業生講演会を開催しました。講演に来てくださったのは、本校を71回生で卒業された、現在「日東紅茶」ブランドを展開する三井農林株式会社にお勤めの干川(幸地)里実さんです。講演会は終始、和やかで笑いに満ちた時間となりました。干川さんは光塩生時代、成績が振るわなかった際に自分の心とどう向き合っていたかなど、ありのままに打ち明けてくださり、思い出の一つ一つが生徒の心に大きく響いたようでした。高校生の時、国語科の担任に「コピーライターが向いているかもしれないね」とかけてもらった一言がきっかけで、干川さんは大学卒業後に広告会社へ就職する夢をかなえます。しかし、広告のお仕事を続けるうち、モノづくりにかける職人さんの情熱に触れ、「もっと日本のモノづくりにかける人々の想いを世の中に伝えたい」と奮起し、日本の伝統工芸品や食品を扱うセレクトショップに転職されました。その後、ライフスタイルの変化から、広報としてのキャリアを途絶えさせることなく、家族との関わりを大切にすることを決意し、二度目の転職を経て現職へと就かれました。それら、どのエピソードにも端々に干川さんの芯の強さが感じられ、講演後は生徒たちの質問の手が止まりませんでした。「すべての選択に意味があるから、今の自分を精一杯生きて頑張って!」という干川さんの言葉に背中を押され、高1は残りの高校生活も頑張ります!

干川(幸地)里実さん

生徒は広報のお仕事の幅広さに驚いていました

 

 

 

 

 

 

 

日東紅茶さんの商品はすでに多くの生徒が日常的に親しんでいました

2025年度体育祭 2025年度体育祭

所沢市民体育館にて、中高体育祭が行われました。

限られた練習時間でしたが、練習の成果が如実に表れた結果となりました。観戦する生徒たちが懸命に競技に打ち込む選手へ惜しみない声援を送っていたのが、印象的でした。

体育祭の最後は、キリストの平和ーパックス・クリスティーの頭文字であるPXの人文字を高校生全員で描き、中学生は高校生とともに世界の平和を祈りました。

平日にもかかわらず、多くの保護者の方にご声援をいただきました。中には学年カラーを身につけて応援される方もあり、体育館は、熱気に包まれていました。以下に学年対抗競技と応援合戦の結果をお知らせします。

学年対抗競技 優勝-高等科3年  準優勝-高等科2年  第3位ー高等科1年

応援合戦 優勝ー高等科3年・高等科2年  第3位ー高等科1年

大玉ころがし

デカパンリレー

メデシンボール

祈りをこめてPXを描く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優勝した高3の応援

優勝した高2の応援

 

 

 

 

 

 

 

第3位高1の応援

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体育祭練習 ~PX(ピーエックス)~ 体育祭練習 ~PX(ピーエックス)~

9月、間近に迫る体育祭を前に、毎日のように準備が行われています。写真はその一つ、「PX(ピーエックス)」の練習です。高等科生が全員参加するこの演目は、光塩の伝統でもあります。
日本が戦禍の中にあった昭和20年、光塩の校舎は激しい空襲で焼け落ちました。50周年記念誌には、火災の中、先生たちが必死で書類を運び出したことや、生徒たちがガレキを片付ける写真が載っています。
やがて新しく校舎が建ち、昭和25年には校舎落成記念式が行われました。式のプログラムの一つに「パックス・クリスティ」つまり、PXがあります。
パックス・クリスティはキリストの平和を意味します。PXの人文字を形づくりながら、平和を祈る、大事な伝統です。

高等科生によるPXの練習。本番では宗教部の高2生徒が祈りの言葉を唱えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光塩の50周年誌より。「昭和20年。空襲で廃墟となった校舎」

 

 

 

 

 

 

 

同じく50周年誌より。昭和25年の校舎落成記念式。記念演技の一番最後に「パックス・クリスティ 全員」とあります。

防災の日に寄せて—防災訓練 防災の日に寄せて—防災訓練

2学期の始まりは、防災の日。日本各所で様々な訓練が行われる中、光塩でも毎年この日に防災訓練を実施しています。震災はいつどこで発生するか予測ができないので、平生からの訓練が肝要ですし、いろいろなケースを想定する必要があります。

今回は、学校のホール内で震災が起きたと想定して訓練が行われました。まず、地震が起きた場合にとるべき行動の確認をしました。

まず、防災担当者がスライドを使って地震直後に行うべきことや避難する際に注意すべき点などについて説明し、その後、実際に緊急地震速報を流しての訓練に入りました。

すでに1学期にも実施していたため、皆スムーズに椅子の下に身をかがめて頭を守るという初期行動に移ることができました。

次が、今回の最大の目標であるホールから安全に教室へ戻る訓練です。各担任教員がホールから教室までの経路の安全を確認してから、学年ごとに教室へ戻るところまで行い、訓練を終了しました。今後も危機意識をもって、継続的に訓練を実施していく予定です。

地震発生時の行動を確認

高1山荘生活 高1山荘生活

高1は2グループにわかれて、それぞれ2泊3日間、長野県四阿高原にある光塩山荘に行ってきました。

山荘では140畳の大広間に、50人前後の生徒が布団を敷いて、寝起きを共にしました。

昼はネイチャートレイルで汗をかき、夜はキャンプファイヤーや天体観測を楽しみました。

あいにく雨に降られて計画通りにいかない日もありましたが、その都度お互いに声を掛け合い、

状況を工夫して楽しもうとする生徒たちの姿がありました。

「自然の中での自己発見」を学年目標に掲げている高1にとって、四阿高原の涼しい風に吹かれ、

美味しい水を味わい、鳥や虫の声に囲まれて過ごす生活はとても貴重な機会になったようです。

ネイチャートレイルの様子

沢の水温を触って確かめました

展望台からの景色

天体観測では満天の星空を観測!

工夫を凝らした室内でのキャンプファイヤー

 

 

第54回光塩祭 第54回光塩祭

初夏を思わせる天候の下、第54回光塩祭が開催されました。土・日とも多くのお客様をお迎えし、校庭も校舎内も大盛況でした。
今年度の光塩祭のテーマは「芳春」。実行委員長は、このテーマについて「ありのままの自分も、他者も肯定し、それぞれの場所で学び続けられる光塩は、桜の大樹のようなあたたかな学び舎。他者との関わりの中で光と塩の精神を育む私たちは、大樹にとってかけがえのない桜の花びらです」と述べています。さくら色の画用紙で作った桜の花々を、吹き抜けを利用して上からつるした装飾と1号館入口に段ボールと紙で作った桜の木と桜花は、まさに「芳春」そのもので、明るい春の陽ざしに照らされて咲き誇る桜の花一つ一つを思わせるものでした。

ところで、今年の光塩祭では、これまでのクラブ活動発表・探究の発表に加えて、新たに発足した光塩PR部による動画の上映と案内もありました。
自分が通っている学校のことをもっと知ってほしい、光塩のことをもっとPRしたいという強い気持ちから作られた動画は、光塩の特色である共同担任制、学校行事やクラブ活動、学校内の施設などを丁寧に紹介していました。

演劇部公演

生物部の発表

茶道部のお点前

光塩PR部の案内

PR部作成学校紹介動画

吹き抜けの桜の花の装飾

2025年度入学式 2025年度入学式

春爛漫の花の盛りに、2025年度入学式がメルセダリアンホールで挙行されました。

新入生たちは、心持ち緊張した面持ちでホールへ入場し、聖歌隊の合唱から入学式が始まりました。

まず、新入生一人ひとりの氏名が読み上げられ、その後、新入生代表が入学に際しての決意を表明し、校長より入学許可宣言が出されました。また、「光塩」の名前の由来である、聖書の一部分が新入生によって朗読されました。

校長からの寿ぎの挨拶の中でも「光」と「塩」について言及があり、一人ひとりの存在は「ありのまま」でかけがえがないのだから、自分も他人も大切にしてほしいと述べていました。

平日にもかかわらず、多くの保護者が来校し、新入生と一緒に校庭のマリア像を背景に写真を撮っていました。折しもマリア像の傍らの花桃が満開で風に揺れているのが印象的でした。

入学式の様子

氏名読み上げ

新入生宣誓

校庭の撮影スポット

中1教室前の装飾

第56回弁論大会 第56回弁論大会

新聞部主催の弁論大会がメルセダリアンホールで開催され、中1から高2までの各学年2名ずつの代表が自分の考えを発表しました。また、5学年の代表者の発表後、英語による特別発表がありました。

今年度のテーマは、現代社会で話題になっている「生成AI」・「国境」の2つで、テーマにちなんだ弁論を披歴する発表者が少なからずいました。

平生から問題意識を持って生活している発表者は弁論のクオリティーも高く、いずれも自己の体験を踏まえた甲乙つけがたい素晴らしい弁論でした。なかでも主張に一貫性があり、社会的な視野を持ってオリジナルな主張を展開した発表者が審査員から高い評価を受けました。

審査結果

第1位 高等科1年 U.Tさん「消えない傷であり続けること」

第2位 高等科1年 K.Oさん「グローバル化に揺れる日本で」

第3位 高等科2年 M.Kさん「日記のススメ」

慈愛・友愛賞 中等科2年 S.Tさん「広げたい私の思い」

第1位 U.T さん

第2位 K.Oさん

第3位 M.Kさん

中高クリスマス会 中高クリスマス会

中高クリスマス会が、行われました。クリスマス会第1部は中高6学年が競う合唱コンクール、アンサンブル部、合唱部の発表や高2有志によるオルガン演奏、第2部は中3有志生徒による発表とNPO法人「アルペなんみんセンター」理事松浦由佳子氏の講演を実施しました。

合唱コンクールでは、どの学年もそれぞれの持ち味と練習の成果を活かした合唱を披露しました。なかでも高3は最後の合唱コンクールに、光塩で支え合った仲間や見守り続けてくれた家族、教職員への感謝を込め、心を一つにして歌い、聴衆に大きな感動を与えました。

合唱コンクールの結果は、 高等科金賞が高等科3年、中等科金賞は中等科2年でした。さらに指揮者賞、伴奏者賞を、中高各1名ずつ表彰しました。

第2部は、まず、8月に「アルペなんみんセンター」の交流会に参加した中3生徒が、「難民」の定義や難民の人数、出身国、子どもの数、就学率等をクイズ形式で解りやすく紹介し、その後、「アルペなんみんセンター」理事である松浦由佳子氏の講演を聴きました。松浦氏は難民を取り巻く状況や日本の難民認定の現状と課題について、スライドや動画を交えて解りやすく話されました。お話の中で強調されていたのは、「人と人とのかかわり」であり、難民の方が「その人らしく生きられるように」支えることが大切ということでした。そして、今、私たちにできることは、「もう一人の友」として難民の方に思いを馳せ、共に歩むことであると述べておられました。第2部の発表と講演は、生徒たちが難民問題や国際協力を考える契機になることでしょう。

高3合唱

中2合唱

中3発表スライド

講演者松浦由佳子氏

講演のタイトル