生徒の感性が光る!中2廊下「出張文庫&黒板アート」の試み 生徒の感性が光る!中2廊下「出張文庫&黒板アート」の試み

ラーニングコモンズ(ラコモン)チームより、中2フロアで実施している素敵なプロジェクトのご報告です。

2025年度もいよいよ締めくくりの季節。現在、中学2年生の廊下では、ラコモンチームによる「出張文庫」と「黒板アート」の展示が行われています。

■コンセプトは「2025年度を振り返る」
今回の出張文庫は、ラコモンチームのメンバーが「2025年度を振り返る」というテーマで選書しました。

この1年を振り返るきっかけになるような本を一冊ずつ持ち寄り、廊下に特設ブースを設置しています。教室移動の合間や休み時間に、ふと足を止めてページをめくる生徒たちの姿が見られます。

■学年の枠を超えた「黒板アート」の共同制作
出張文庫のオープンに合わせて、廊下の黒板をキャンバスにした「黒板アート」も制作しました。

ラコモンチームが描き始めると、放課後に残っていた中学2年生たちが次々に参加してくれ、即興の共同制作が始まりました。
生徒たちの自由な発想がチョークを通じて広がり、廊下に彩りが生まれました。協力してくれた皆さん、ありがとうございました!

■「話せる・学び合える」場所を目指して
本校のラーニングコモンズは、従来の「静かに本を読む」だけの図書館ではありません。

・「話せる・学び合いが可能」な、知的な交流の場であること
・友達と議論したり、教え合ったりしながら、共に成長できること

私たちは、この場所が単なる施設ではなく、皆に愛される存在になるよう、日々さまざまな企画を練っています。

■ラーニングコモンズチームから
ラコモンチームでは、現在新しいメンバーを募集中です!

「もっとこんな場所になったらいいな」「こんなイベントをやりたい!」というアイデアを、生徒自身の手で形にしていけるのがこのチームの醍醐味です。

今回の出張文庫をきっかけに、さらに多くの生徒がラーニングコモンズに足を運んでくれることを願っています。2026年度も、もっとワクワクする企画を届けていく予定ですので、どうぞご期待ください!

マッチ先生が贈る今月の一句ー2月 マッチ先生が贈る今月の一句ー2月

さえかえる空の向こうに花の咲く

2月6日から3週間にわたって行われたミラノ・コルティナ冬季オリンピックが、閉幕しました。

期間中、眠い眼をこすりながらリアルタイムで観戦した方もいらしたことでしょう。今回の冬季オリンピックで、日本は過去最多のメダル獲得数を記録しました。メダルを手に歓喜に浸る選手たちの姿は、見ている者の心まで熱くしたことは間違いありませんが、私がもっとも感動を覚えたのは戦いを終えた選手たちの言葉。インタビューを受けた選手の誰もが口に出した「感謝」の言葉です。指導してくれたコーチはもとより、自分を支えてくれた家族や友人、そして何より声援を送ってくれたすべての人々に対して発せられた「ありがとう」の言葉でした。メダルを取った選手は、メダルが取れたことを自分一人の力ではないと話していたのが印象的でした。また、不本意な成績に終わり、試合直後には悔し涙を流した選手たちも、自分がこのオリンピックの場に立てたこと自体に感謝していたことが心に残っています。

さらにもう一つ感動したのは、選手たちが、オリンピックに向けて懸命に努力してきた自分に対して「よくやった」とねぎらいの言葉をかけていたことです。思うような結果ではなかったとしても、このオリンピックを通して成長でき、オリンピックが次のステップに繋がると前向きに捉えていることに深い敬意を抱きました。

私たちは、思うような結果が得られなかったとき、人のせいにしてはいないでしょうか。けれどもオリンピック選手たちのように、精一杯努力し、自分の限界を知った人は、結果を謙虚に受け容れることができるのではないでしょうか。そして次の目標に向けての一歩を踏み出すことができるのだと思います。

選手たちの生きざまからたくさんのことを学ばせてもらった3週間でした。

ボランティア部による「パイ焼き窯」さんの手作りクッキー販売 ボランティア部による「パイ焼き窯」さんの手作りクッキー販売

こんにちは、ボランティア部です!
先日、お昼休みの時間を使って、校内でクッキーを販売しました。

今回販売したのは、社会就労センター「パイ焼き窯」の皆さんが心を込めて焼き上げたクッキーです。この販売による収益は、精神的な病を持つ方々の社会復帰支援に役立てられます。

お昼のチャイムが鳴ると同時に、たくさんの生徒が駆けつけてくれました!売り場は活気にあふれ、用意していたクッキーは次々と皆の手に渡っていきました。

今年も多くの生徒や先生方に協力していただいたおかげで、盛況のうちに終えることができました。購入してくれた皆の笑顔が、支援を必要としている方々へのエールに変わります。

ボランティア部では、これからも身近なところから社会貢献ができる活動を続けていく予定です。
協力してくれた皆さん、本当にありがとうございました!

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー1月 マッチ先生が贈る今月の一句ー1月

幸あれと願いをこめる初詣

2026年を迎え、寒さが厳しくなりました。皆さんは、元気に毎日を過ごしていますか。

お正月と言えば、多くの日本人が神社やお寺に初詣に行きますね。特定の宗教を信じていない人も祈るときには、両手を合わせ、頭を垂れて、神様にお願いごとをするのが一般的ではないでしょうか。

では、皆さんはお正月のように特別なとき以外には、どのようなときにお祈りをしますか。やはり、何かお願いごとをするときが多いのではないかと思います。私も正直にいうと、お願いことが多い気がしています。それも、自分に関することが多いように思います。でも、人のために一生懸命祈っている人もいます。

私の母の友人は、もうすぐ100歳に手が届く年齢ですが、毎日欠かさず神棚にお水とごはんを供えてお祈りをしています。祈るのは、他者のこと。皆が健康で幸せに生活できるようにと祈り、最後に自分のことも少しだけ祈ると言いました。をれを伺って、どちらかと言えば「苦しい時の神頼み」になっていた自分が恥ずかしくなりました。

「世界の平和を祈りましょう」、「もう一人の友の幸せを祈りましょう」と口で言うのは簡単ですが、他者のために心から祈るのは簡単ではありません。でもこれからは、少しでも他人の幸せのために祈りをささげたいと思っています。皆さんも「祈り」についてあらためて考えてみませんか。

マッチ先生が贈る今月の一句ー12月 マッチ先生が贈る今月の一句ー12月

本広げこたつに入り居眠りす

読書には足熱厳禁睡魔用心

学校は冬休みに入り、今年も残すところわずかとなりました。

帰省する人、旅行する人、ショッピングに行く人など、冬休みの過ごし方は、さまざまだと思います。

この冬休みはどのように過ごそうと考えたとき、私はじっくり本を読んでみようかなと思いました。どちらかというと出歩くのが好きな人間ですが、最近、心のゆとりがなくて本を読まずに過ごしていたため、心がカサカサになってしまった感じがするので、このお休み中は家で読書の時間を取りたいと思ったのです。そのとき、ふと思い出したのは、『徒然草』第十三段の一文です。

「独りともし火のもとに文(ふみ)を広げて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。」

「文」というのは書物を指し、「見ぬ世の友」は知らない昔の人すなわち古典の作者や登場人物を指します。本を読むことは孤独な作業で、一方通行の感がありますが、実は作者や登場人物と対話しているのだと、兼好は言っているのではないでしょうか。読書によって、人とつながることができると言っている気がします。

光塩では、今年は「つながる」プロジェクトの一環として、地域社会との関わりや留学生の受け入れなど、人との関わりを強めてきました。現在この世に生きている人とのつながりが大事なのはもちろんですが、時代や空間を異にする人とつながることも大事だと思います。古典の読書を通じて、古人が生きた時代を知ることができ、与えてくれた教訓も受け取れるのだと思います。

この冬、古典を読んで古人とつながってみませんか。

マッチ先生が贈る今月の一句—11月 マッチ先生が贈る今月の一句—11月

雪つりの松を囲んで談笑す

布団干し我が家もついに冬支度

小春日が続いているものの、さすがに朝夕は冷え込むようになりました。まもなく師走、2025年も終盤に近付いてきましたね。

東京で行われたデフリンピックが先日終わり、予想を超える観戦者数と日本のメダルラッシュに盛り上がりました。

メダルを獲得した陸上の山田選手が、「デフリンピックが終わっても、これで終わりではなく、これからが始まり。デフリンピックをきっかけに障がいを持つ人と持たない人との交流の輪を広げ、障がいを持つ人々が暮らしやすい世の中を作るために活動していきたい」と話していたのが強く心に残りました。

また、観戦した人々からも、「応援を通して障がいを持つ人々と繋がっていると感じることができた。これからさらに障がい者との関わりを広げていきたい」という声が上がっていました。

私はこれまでデフリンピックにそこまで強い関心を持ってはいませんでしたが、報道を見て選手と応援する人たちが一体になって競技を盛り上げている姿に感動し、障害を持つ方々の生きざまに関心を持つようになりました。

今、学校では毎年恒例の「クリスマス助け合い」を行っていますが、遠い国で苦しんでいる人のことを心にかけるのはもちろんのこと、国内で生きづらい思いをしている人々のことも心にかけて、心のこもった支援をしてほしいと願っています。

 

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー10月 マッチ先生が贈る今月の一句ー10月

宵闇に香やはかくるる金木犀

先週から、季節は突然冬になりました。朝夕の風が身に染みる今日この頃をいかがお過ごしでしょうか。

最近、街を歩いていると、どこからともなく上品な香りが漂って気持ちをリラックスさせてくれます。辺りを見回しても目に映るのは樹木ばかり。目を凝らしてようやく、梢にかたまってついている黄色い小花を見つけることができます。金木犀の花は、こんなに目立たない姿なのに、香りを放って存在を知らせているのです。

金木犀を想うとき、きまって浮かぶのが、『古今和歌集』にある春の歌です。金木犀のようにひそやかに香る梅の花を詠んでいます。

春の夜のやみはあやなし梅の花色こそ見えね香やはかくるる  凡河内躬恒

梅の花も、桜ほどの華やかさはないものの、そこはかとない香を漂わせて心を和らげてくれます。金木犀は、闇の中でも香を放つ梅と同じような存在と言えるでしょう。

人にもそれぞれの特性があると思います。ある人は、先頭に立って人々を率いていく存在。またある人は、表舞台に出ることなく、陰から人々を支える存在です。若い頃の自分は、人の陰に立つことを快く思ってはいませんでした。私も表舞台に立ち、皆を率いていきたいと思っていました。でも、「適材適所」ということは確かにあるのだと、今は思っています。みんながみんな、前に出ようとしたらどうなるでしょうか。やはり、後ろから、あるいは縁の下から支える人が必要なのだと思います。

今の私の希望は、金木犀のようにそそと咲き、姿は見せずとも、ひそやかに香って人を癒すことです。

陰のような存在であることを心さびしく思い、悩んでいる方は、この金木犀の生きざまを見直してみてください。少しだけ心が軽くなると思います。

高1総合 卒業生講演会 高1総合 卒業生講演会

10月初旬、高1は卒業生講演会を開催しました。講演に来てくださったのは、本校を71回生で卒業された、現在「日東紅茶」ブランドを展開する三井農林株式会社にお勤めの干川(幸地)里実さんです。講演会は終始、和やかで笑いに満ちた時間となりました。干川さんは光塩生時代、成績が振るわなかった際に自分の心とどう向き合っていたかなど、ありのままに打ち明けてくださり、思い出の一つ一つが生徒の心に大きく響いたようでした。高校生の時、国語科の担任に「コピーライターが向いているかもしれないね」とかけてもらった一言がきっかけで、干川さんは大学卒業後に広告会社へ就職する夢をかなえます。しかし、広告のお仕事を続けるうち、モノづくりにかける職人さんの情熱に触れ、「もっと日本のモノづくりにかける人々の想いを世の中に伝えたい」と奮起し、日本の伝統工芸品や食品を扱うセレクトショップに転職されました。その後、ライフスタイルの変化から、広報としてのキャリアを途絶えさせることなく、家族との関わりを大切にすることを決意し、二度目の転職を経て現職へと就かれました。それら、どのエピソードにも端々に干川さんの芯の強さが感じられ、講演後は生徒たちの質問の手が止まりませんでした。「すべての選択に意味があるから、今の自分を精一杯生きて頑張って!」という干川さんの言葉に背中を押され、高1は残りの高校生活も頑張ります!

干川(幸地)里実さん

生徒は広報のお仕事の幅広さに驚いていました

 

 

 

 

 

 

 

日東紅茶さんの商品はすでに多くの生徒が日常的に親しんでいました

マッチ先生が贈る今月の一句ー9月 マッチ先生が贈る今月の一句ー9月

曼珠沙華炎のごとくにおい立つ

夏の外気が残っているものの、植物や昆虫たちはすでに秋を感じ取っているのでしょうか。

曼珠沙華が、あたかも炎のように咲き誇っています。そして夕日が沈めば、コオロギやカネタタキの合唱が始まります。季節はこうして確実に先へ先へと進んでいるのです。

いっぽうの人間はどうでしょうか。人間の「考え」も時々刻々と変化しているのではないでしょうか。ただ、人間の「考え」は日々発信されるさまざまな情報に振り回されて、変化を余儀なくされているような気がします。戦争についてや政治についての「考え」もその傾向があると思います。これこそが自分の考えだと思っているものも、実はマスメディアやSNSの受け売りということがあるかもしれません。

今、国際社会では、さまざまな国が戦争をし、一国の中にも分断ゆえの争いが起きています。どの国も自国の正しさを主張し、攻撃を正当化しています。そして、攻撃への賛否両論は一国の中にも見られます。

あなたは、戦争や国内外の政治に関して、自分なりの考えを持っていますか。私は、自信をもって「持っています」とは答えられません。ニュースや新聞の意見をそのまま鵜呑みにしていることがあるような気がします。しかしそれは大変危険なことだと思います。

世論が言う「良い」・「悪い」を判断基準にしていると、戦争に駆り立てられたかつての日本のように、誤った方向へ進んでしまう危険があります。

では、どうすればよいのでしょうか。答えは一つ、それは自分でよく調べ、検討することだと思います。

秋になると必ず咲く花のように、ぶれない「自分」を持ちたいものです。

マッチ先生が贈る今月の一句ー7月 マッチ先生が贈る今月の一句ー7月

夏休み友人と行く自習室

猛暑の日々、学校は夏休みに入りました。夏休みというと頭に浮かぶのが、宿題に追われた8月31日です。

夏休みに入った直後は快調に進んでいるのですが、8月上旬から急にペースダウンし、結局は8月31日の夜遅くまで、宿題と格闘するのが常でした。なぜそんなことになってしまうのでしょうか。それは優先順位のつけ方が下手だからではないかと自己分析しています。

かたや、あらかじめ綿密な計画を立てておき、立てた計画の通りに着々と課題を終わらせていく人もいます。

みなさんはどちらのタイプでしょうか。優先順位がつけられないのは性格だから直せないと諦めていませんか。でも諦める必要はありません。

一体どうしたら優先順位がつけられるかを一緒に考えてみましょう。

まず、「敵」ならぬ課題(やるべき宿題・仕事)の総量を把握しましょう。次に、その「敵」をどのように攻略するか、作戦を立てましょう。宿題の場合は、苦手なもの、気が進まないものを後に残さないこと。最初に手をつけやすいものばかりやっていくと、後に残るのは苦手なものばかり。これではモチベーションが上がりません。それなら、いやなものを先に集中的に終わらせてしまうのがいいのでしょうか。それもまた難があります。いやなもの、苦手なものはなかなか進まないので、途中で投げ出したくなってしまうからです。

私のお勧めは、いやなものと苦にならないものとを交互にやっていくことです。まずいやなものを少し頑張り、その後はご褒美の形で取り組みやすいものをやるのです。こうすると、投げ出さずに続けられるのではないでしょうか。

それでもうまくいかなかったら?最終日までかかってしまったとしても、そんな自分を責めないことです。とりあえずやり終えた自分をほめてあげましょう。これが、私の失敗体験からのアドバイスです。

せっかくの夏休み、宿題以外のことにもチャレンジして夏を満喫してくださいね。