第7回全国中学ビブリオバトル決勝大会に中2生徒が出場しました 第7回全国中学ビブリオバトル決勝大会に中2生徒が出場しました

3月24日(日)に第7回全国中学ビブリオバトル決勝大会が龍谷大学瀬田キャンパスで行われ、学校代表として本校から中2生徒Iさんが出場しました。Iさんは呉勝浩さんのミステリー小説「スワン」を紹介しました。惜しくも準決勝で敗れたものの、Iさんはネタバレしないギリギリの内容を攻めながら、タイトルや表紙の工夫にも触れて聴衆の興味を惹きつけていました。大会では作家の今村翔吾先生や宮島未奈先生のトークショーを聞くことも出来、読書欲をかき立てられる特別な1日となりました。

『スワン』の魅力を語るIさん

マッチ先生が贈る今月の一句ー3月 マッチ先生が贈る今月の一句ー3月

 友人と通いし道に桜咲く

 通学路ふと見上げれば櫻花

 

桜の開花が待たれる今日この頃ですが、一日ごとに日脚が伸びて、春の確実な訪れが感じられます。

ところで、皆さんは公園などでよく見かける「ソメイヨシノ」が雑種だということを知っていましたか?今や、多くの日本人に最も愛されている「ソメイヨシノ」は、江戸時代、ある植木屋さんが日本に自生していたオオシマザクラとエドヒガンとを掛け合わせて作ったものだそうです。このように2種類の桜が交わることで生まれた「ソメイヨシノ」は海を越えて海外に渡り、外国と日本との友好の架け橋ともなりました。

私が中学生だった頃に使っていた英語の教科書にも日本からワシントンのポトマックパークに贈られた桜のことが載っていて、興味を覚えた記憶があります。ですから、桜の花を思うとき、私には「友情」のイメージが浮かびます。

学び舎を巣立ち、それぞれの異なる世界へと羽ばたいていく卒業生の皆さんが、これまで育んできた「友情」を宝物として、さらなる新しい「友情」を育てていってほしいと心から願っています。

 

3学期終業式・中等科卒業証書授与式 3学期終業式・中等科卒業証書授与式

桜の開花が待たれる晴天の下、2023年度を締めくくる3学期終業式と中等科卒業証書授与式が行われました。

中等科生のみが参加したミサは、中等科を卒業する中3のためにささげられました。神父様はご自分が着用されていたバラ色の祭服が、近々訪れるイースターの折に使われるもので、「期待を込めた喜び」を表すので、今日のような式典に選ばれると話されました。そして、このような「恵み」に会うためには「愛する」ことが大切で、人と人との関わりも相手をすべて「受け入れる」=「愛する」ことだと話されていました。また、今の自分をありのままに受け入れることが大切とのお言葉もありました。

ミサに引き続いて行われた終業式の中では、校長先生から「自分をも他者をも受け入れる」ことの大切さが伝えられました。校長先生のお話はご自身の実体験をユーモアを交えてわかりやすく述べられたもので、在校生一同相槌をうちながら熱心に聴いていました。

終業式後、中3卒業証書授与式が行われました。この日のために多くの保護者が来校され、生徒たちの晴れ姿を目を細めてご覧になっていました。一人ひとりが校長先生から卒業証書を受け取った後、3か年皆勤賞・3か年精勤賞の受賞者が壇上に上り、賞状とともに賞品と花束を受け取りました。生徒たちの表情はことなし終えたという達成感と喜びに満ちあふれていました。

卒業証書授与式後に、友と過ごした3年間を振り返りつつ、中3全員でクリスマス会の折に歌った曲を合唱し、ホール内は感動に包まれました。

卒業証書授与の様子

賞状授与

中3からの記念品贈呈

中3全員による合唱

中3担任からの挨拶

 

 

第90回高等科卒業式 第90回高等科卒業式

春風が雲を散らし、澄んだ空を与えてくれた佳き日に、第90回高等科卒業式が挙行されました。コロナが5類になって初めての卒業式では、在校生も列席し、保護者・教職員とともに高3生の卒業を寿ぎました。

まず、校長から卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡されました。次に皆勤賞・精勤賞の授与があり、皆勤者、精勤者の保護者には受賞者の手から感謝の花束が渡されました。

校長祝辞では、この学年の、他者の優れた点を認められる謙虚さや他者を思いやることのできる優しさが述べられました。また、コロナ禍の制約の中での親睦会に、新たな枠組みでの学年企画を立ち上げた柔軟性が称賛され、その特性を活かして次のステージへ進むようにとの励ましの言葉が述べられました。

後援会会長の祝辞では、このように保護者・卒業生・教職員・在校生が一同に会して卒業式が開催できることは当たり前なことではなく、世界には学業の機会ばかりか生きることさえ保証されていない人が大勢いることに気づき、自分たちがいかに恵まれているかを感じ取り、「恵まれた」者に与えられる使命というものを立派に果たしてほしいとの願いが述べられました。引き続いて保護者代表が祝辞を述べ、光塩女子学院で育まれた祈りの心を大切にしてほしいとの言葉がありました。

卒業生総代答辞では、高等科での生活を一年ごとに振り返りながら、さまざまな困難を仲間とともに乗り越えて新たな企画を立ち上げ、学校行事を成功させた喜びを述べていました。また、学校生活における周囲の支えの大きさに感謝する気持ちを伝えていました。

今年度は、在校生がロッシーニ作曲「愛」の合唱を卒業生にプレゼントし、卒業生はクリスマス会で金賞を受賞した「ぜんぶ」、「スタンドアローン」の2曲を曲紹介とともに披露しました。仲間とともに歌う最後の合唱に、卒業生たちは万感の思いを込め、聴衆の感涙を誘いました。

式を終えて拍手に送られて退場していく卒業生を待ち受ける空の色は、第90回卒業生にふさわしい清々しい青でした。

式の始まり

卒業証書授与                

カテゴリー:表彰

2023春 表彰 2023春 表彰

中・高等科の生徒が表彰されました。

ウクライナ平和祈念チャリティーコンサート ウクライナ平和祈念チャリティーコンサート

光塩女子学院聖歌隊が、昨年に引き続き座・高円寺で行われた「ウクライナ平和祈念チャリティーコンサート」に出演しました。

今年は、「Celtic prayer」と「いのちの歌」を披露しました。コンサートの最後には出場校全員と観客の方々も一緒に「ふるさと」を合唱し、心を一つにウクライナの平和を祈りました。

生徒たちの寄せ書き

ポスター

高等科送別会 高等科送別会

暖かな陽射しが降り注ぐ日、高等科2年生・1年生がまもなく卒業する高3生を送別する会が催されました。

第一部は送別ミサ。光塩の校名の由来であるマタイ福音書5章13-16節が読まれ、神父様は高3生に向けて、光塩での学校生活の中で経験したよかったこともよくなかったこともすべてをそのまま受け取り、感謝することが大切とお話しされました。また、ミサの中で在校生から高3生に贈られるスクールリングが神父様によって祝別されました。

第二部は高2・高1による出し物です。高2は有志によるダンス、ミュージカル部による歌と踊り、ダンス部のダンス、それにショートムービーと趣向を凝らして、高3生を楽しませていました。高1は、各クラブごとに取った動画と高3生の歩みをたどる写真を編集した動画を上映して高3生に感動を与えていました。

在校生たちの先輩に対する感謝の気持ちと別れを惜しむ熱い思いがよく伝わる素晴らしい催しでした。

送別ミサ

有志によるダンス

ミュージカル部

高1作成動画

ダンス部

ラーニング・コモンズチームの生徒が活躍しています! ラーニング・コモンズチームの生徒が活躍しています!

昨年2学期にラーニング・コモンズが開室してから約半年が過ぎました。今年1月より、生徒によるラーニング・コモンズチームが発足し、8月の改装に向けた建築会社との打ち合わせにはチームの生徒も校長先生や教頭先生と席を並べ意見を交わしました。「床のカーペットのパターンはどのように組み合わせよう?」「カーテンや壁の色は何色がいいと思う!」といった忌憚のない意見は、生徒ならではの斬新な発想からくるものばかり。2月に実施した探究発表に関連した「探究本」企画も、生徒の描いた黒板アートやPOPで彩られ、通る人の関心を誘っています。2月にはチームメンバーも増えて、ラーニング・コモンズは今後も発展していく予感です。どうぞお楽しみに!

初めての名刺交換に挑戦!

あらゆる挑戦が楽しみに変わります。

建築会社との会議の様子

探究本と題した出張文庫に挑戦しました。ユニークな黒板アートとPOPが素敵です。

中3卒業探究ポスターセッション 中3卒業探究ポスターセッション

中3は、中等科3年間の締めくくりとして、卒業探究ポスターセッションにて、発表を行いました。保護者や先生、中2の後輩が見学する中、生徒一人ひとりがポスターの構成、発表の仕方に試行錯誤を重ね、今までの探究の集大成としての成果を堂々と発表しており、この3年間での大きな成長が見られる時間となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

中2ふれあい天文学 中2ふれあい天文学

2月17日(土)に、国立天文台の菊田智史先生よる特別授業が行われました。

すばる望遠鏡などを使った遠方銀河の観測研究をしていらっしゃる先生から、「宇宙と仲良くなる1時間」というテーマでお話していただきました。

先生は、最新の望遠鏡で撮影した、思わず息をのむほど美しい天体の写真や動画も交えながら、天文学者になった経緯や、普段のお仕事の内容、宇宙や銀河の不思議、天文学の面白さや魅力、研究者としての生き方などについて、熱心にお話してくださいました。

講義の途中で、Mitakaという4次元デジタル宇宙ビューワーを用いて地球から宇宙に飛び出し、太陽系や銀河系、さらには宇宙の果てまで移動して、天体の形や様子、宇宙の大規模な構造を体感させていただき、まるで宇宙への小旅行をした気分になりました。

私たちのからだをつくっている元素や、身の回りにある元素は、星の生と死の繰り返しによってできたものなので、我々は星の子である、というお言葉や、正体不明の謎の物質であるダークマターで私たちの身の回りも包まれている、といったお言葉も印象に残りました。

生徒にとって、宇宙の壮大さや魅力を知り、天文学に対する興味関心をより一層深める貴重な機会となりました。