中2 藤嶋昭先生講演会~科学を楽しく~ 中2 藤嶋昭先生講演会~科学を楽しく~

中2は総合の時間に、東京理科大学第9代学長で、現在は栄誉教授でいらっしゃる藤嶋昭先生をお招きし、講演会を実施しました。

身近な自然現象についてのお話や、先生ご自身が発見された光触媒について、その仕組みや実用例についても詳しく説明してくださいました。

また、6名の科学者の偉大な功績の紹介の中で、本を読むことの大切さを生徒たちに伝えてくださいました。

科学の面白さをかみ砕いて分かりやすくお話してくださり、質疑応答でもたくさんの質問が出ました。

今を読み解く「新聞ノート」~社会科~ 今を読み解く「新聞ノート」~社会科~

積み上げられたノートを開くと、各ページの左側には新聞記事、右側には要約と感想…。これは、社会科の授業で伝統的に作成している「新聞ノート」です。中2から高3、各学年の生徒は、注目の記事をスクラップしながら気になる社会問題や政治・経済のテーマを追究してゆきます。簡易なデジタル版のニュースではできない、「手を動かし、切って貼って書く」という作業が興味の深掘りにつながります。

先生の赤ペンのコメントやスタンプを励みに、ついついノート作りに力が入り、探究レベルになる人も。これまでには、新聞ノートをきっかけにマスコミ志望を固めた生徒もいたそうです。新聞は「社会に開かれた窓」、ノートを通して現代と自分の興味を読み解く、大事な教材です。

積み上げられたノート。写真は高等科生の新聞ノートです。

社会科の先生が1冊ずつコメントを書きます。

 

 

 

 

 

 

小さな記事でも、興味を持ったらスクラップして要約と感想を書きます。先生からのコメントが楽しみです。

先生が押す、可愛いデザインのスタンプはフィードバックも兼ねています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー10月 マッチ先生が贈る今月の一句ー10月

宵闇に香やはかくるる金木犀

先週から、季節は突然冬になりました。朝夕の風が身に染みる今日この頃をいかがお過ごしでしょうか。

最近、街を歩いていると、どこからともなく上品な香りが漂って気持ちをリラックスさせてくれます。辺りを見回しても目に映るのは樹木ばかり。目を凝らしてようやく、梢にかたまってついている黄色い小花を見つけることができます。金木犀の花は、こんなに目立たない姿なのに、香りを放って存在を知らせているのです。

金木犀を想うとき、きまって浮かぶのが、『古今和歌集』にある春の歌です。金木犀のようにひそやかに香る梅の花を詠んでいます。

春の夜のやみはあやなし梅の花色こそ見えね香やはかくるる  凡河内躬恒

梅の花も、桜ほどの華やかさはないものの、そこはかとない香を漂わせて心を和らげてくれます。金木犀は、闇の中でも香を放つ梅と同じような存在と言えるでしょう。

人にもそれぞれの特性があると思います。ある人は、先頭に立って人々を率いていく存在。またある人は、表舞台に出ることなく、陰から人々を支える存在です。若い頃の自分は、人の陰に立つことを快く思ってはいませんでした。私も表舞台に立ち、皆を率いていきたいと思っていました。でも、「適材適所」ということは確かにあるのだと、今は思っています。みんながみんな、前に出ようとしたらどうなるでしょうか。やはり、後ろから、あるいは縁の下から支える人が必要なのだと思います。

今の私の希望は、金木犀のようにそそと咲き、姿は見せずとも、ひそやかに香って人を癒すことです。

陰のような存在であることを心さびしく思い、悩んでいる方は、この金木犀の生きざまを見直してみてください。少しだけ心が軽くなると思います。

第3回学校説明会 第3回学校説明会

第3回説明会は、自分たちの通う学校を紹介したいという熱意を抱く「光塩PR部」の生徒たちが主体で行われました。

生徒たちは、ホールでスライドを使って説明するチームと校内案内をするチームとに分かれて学校紹介を行いました。

見学案内をした生徒たちは、見学者の方たちの質問に真摯に答えつつ、校内施設を丁寧に案内して回りました。一生懸命案内する生徒たちの熱意に、見学者からは笑みがこぼれていました。

いっぽう、ホールでの説明は、3つのテーマに分けて行われました。

1番目は、中等科生による学校生活についての説明です。共同担任制、学校での1日の過ごし方、学習のこと、休み時間や放課後の過ごし方など、在校生ならではの視点で光塩をアピールしました。今回が説明会デビューの生徒もおり、初めは緊張した面持ちでしたが、中学生らしいさわやかな説明で、聴衆は惜しみない拍手を送っていました。

2番目は、オーストラリア・ニュージーランドでターム留学や短期研修に参加した高等科生からの「短期留学」についての説明でした。まず留学の仕組みを説明した後、自分たちが体験したプログラムの紹介、ホストファミリーとの交流について、たくさんの写真とともに紹介しました。結びに、この留学体験を通しての学びをしっかりと伝えていたのが印象的でした。

3番目のテーマは、クラブ活動や学校行事、特別講座、そして高大連携の取り組みです。特別講座は、今年度から開設された「スペイン探究」など、生徒たちの「おすすめ講座」を紹介しました。また、高大連携については、科目等履修生やキャンパスツアーなど、たくさんのプログラムが紹介されました。聴衆の興味を喚起する内容を、聞き取りやすい話し方で紹介していました。

この説明会を通して、ありのままの「光塩」を知っていただけたのではないかと思います。

11月に開催される親睦会でも生徒による校内案内ツアーや質問コーナーがありますので、関心を持たれた方はぜひ足をお運びください。

図書室を紹介する光塩PR部の生徒

高1オープンスペースの案内

中等科校舎のマリア像を紹介

高等科校舎での案内

中等科生による共同担任制の紹介

短期留学についての説明

高等科生による特別講座の紹介

熱を入れて説明する中等科生

ラーニングコモンズの紹介

 

中1 安全教室 中1 安全教室

中1は、杉並警察署のスクールサポーターの方をお招きして、安全教室を行いました。

スクールサポーターの方は、写真や動画を安易にSNSに挙げたり、他人に送ったりすることが、人を傷つけることに繋がり、誰もが被害者にも加害者にもなりうる危険性があると話されました。

次に、動画を使って、ネットでのなりすましによる犯罪被害や個人情報の流出による被害の事例を紹介され、危険に遭遇しないためにどのように行動すればよいかというお話をされました。

登下校時の安全確保では、防犯アプリ「デジポリス」を使って危険を回避する具体的な方法を教えてくださいました。

最後に、各自、SNSのルールとマナーについて感じたこと、その他お話を伺って実践したいことなどをワークシートに記入しました。

日常生活では小さな心の緩みが大きなトラブルにつながることもあります。この安全教室は、そんなリスクを学ぶ良い機会になりました。

スクールサポーターの方のお話を聞く生徒たち

特別講座 声楽を学ぶ 特別講座 声楽を学ぶ

毎週水曜6時間目は自由選択の「特別講座」の時間。写真はその一つ、「声楽を学ぶ」の様子です。声楽が大好きな生徒が集まり、初心者向けのレッスンから音大の声楽科志望者対応の学習基礎まで楽しく学ぶ講座です。

この日は、カッチーニの古いイタリア語の曲「Amor,ch’attendi?」や、オペラ「フィガロの結婚」のScena Ⅶ、スザンナとケルビーノの二重唱を一節ずつ練習し、音楽室には明るい歌声が響きました。

中3 修学旅行 中3 修学旅行

中学最後の宿泊行事。3年生は、東北へ3泊4日の修学旅行に出かけました。

初日は中尊寺、宮沢賢治記念館・童話村を見学し、岩手県を満喫。名物の【盛岡じゃじゃ麺】を頂きながら、伝統芸能の鹿踊(ししおどり)・鬼剣舞(おにけんばい)を観覧しました。

2日目のテーマは青森”深”探究。各自が選んだプログラムによって行く先が変わります。弘前の伝統文化である【弘前ねぷたまつり】、地域産業である【りんご産業】、伝統工芸である【こぎん刺し】、ブナから作られる新しい工芸品の【ブナコ】と地場産業。東北ならではの探究テーマの下、それぞれの文化の更なる可能性や未来について考える機会になりました。ホテルに戻る前に、4コース全員揃って向かったのはりんご園。【トキ】と呼ばれる旬の青りんごをもぎました。

3日目は三内丸山遺跡へ。竪穴住居が点在する広い公園で、縄文時代の暮らしに思いを馳せます。館内では、日本最古の土偶や、黒曜石の矢じり等も間近で鑑賞できました。さらに、①土偶を作るチーム、②勾玉を作るチーム、③じっくり遺跡を見学ツアーの3チームに分かれ、各々が探究を深めます。ホテルに戻る前には道の駅【かづの あんとらあ】に立ち寄り、手作りの秋田名物【みそたんぽ】に舌鼓を打ちました。

いよいよ迎えた最終日は、小岩井農場で見学ツアーとお買い物を楽しみました。くっきりとふもとまで見える岩手山に見守られつつ、東北を後にした中学3年生。

天候にも恵まれ、最後まで思い出たっぷりの素敵な修学旅行になりました。

 

宮沢賢治記念館にて。館内の展示品をじっくり見て回ることができました

完熟のりんごをもぎり!薄い黄色が特徴の【トキ】という品種だそうです

くっきりと見える岩手山!雄大さに圧倒されます…

高1総合 卒業生講演会 高1総合 卒業生講演会

10月初旬、高1は卒業生講演会を開催しました。講演に来てくださったのは、本校を71回生で卒業された、現在「日東紅茶」ブランドを展開する三井農林株式会社にお勤めの干川(幸地)里実さんです。講演会は終始、和やかで笑いに満ちた時間となりました。干川さんは光塩生時代、成績が振るわなかった際に自分の心とどう向き合っていたかなど、ありのままに打ち明けてくださり、思い出の一つ一つが生徒の心に大きく響いたようでした。高校生の時、国語科の担任に「コピーライターが向いているかもしれないね」とかけてもらった一言がきっかけで、干川さんは大学卒業後に広告会社へ就職する夢をかなえます。しかし、広告のお仕事を続けるうち、モノづくりにかける職人さんの情熱に触れ、「もっと日本のモノづくりにかける人々の想いを世の中に伝えたい」と奮起し、日本の伝統工芸品や食品を扱うセレクトショップに転職されました。その後、ライフスタイルの変化から、広報としてのキャリアを途絶えさせることなく、家族との関わりを大切にすることを決意し、二度目の転職を経て現職へと就かれました。それら、どのエピソードにも端々に干川さんの芯の強さが感じられ、講演後は生徒たちの質問の手が止まりませんでした。「すべての選択に意味があるから、今の自分を精一杯生きて頑張って!」という干川さんの言葉に背中を押され、高1は残りの高校生活も頑張ります!

干川(幸地)里実さん

生徒は広報のお仕事の幅広さに驚いていました

 

 

 

 

 

 

 

日東紅茶さんの商品はすでに多くの生徒が日常的に親しんでいました

2025年度体育祭 2025年度体育祭

所沢市民体育館にて、中高体育祭が行われました。

限られた練習時間でしたが、練習の成果が如実に表れた結果となりました。観戦する生徒たちが懸命に競技に打ち込む選手へ惜しみない声援を送っていたのが、印象的でした。

体育祭の最後は、キリストの平和ーパックス・クリスティーの頭文字であるPXの人文字を高校生全員で描き、中学生は高校生とともに世界の平和を祈りました。

平日にもかかわらず、多くの保護者の方にご声援をいただきました。中には学年カラーを身につけて応援される方もあり、体育館は、熱気に包まれていました。以下に学年対抗競技と応援合戦の結果をお知らせします。

学年対抗競技 優勝-高等科3年  準優勝-高等科2年  第3位ー高等科1年

応援合戦 優勝ー高等科3年・高等科2年  第3位ー高等科1年

大玉ころがし

デカパンリレー

メデシンボール

祈りをこめてPXを描く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優勝した高3の応援

優勝した高2の応援

 

 

 

 

 

 

 

第3位高1の応援

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中1校外学習 中1校外学習

爽やかな秋空の下、中1は、つくば市にある産業技術総合研究所と筑波実験植物園に行きました。

産業技術総合研究所では、地震と関わりの深い活断層や地質の調査を行っている研究者の方のお話を伺いました。生徒たちは、理科の授業で学習したことを思い起こしながら熱心にメモをとっていました。お話の後の質疑応答でも、積極的に手を挙げて質問していました。

お話の後は、隣接している地質標本館へ向かい、展示されている鉱物や化石を観察したり、活断層の模型を見たり、地震のメカニズムを分かりやすく解説した動画を見たりして自主的に学んでおり、見学時間が足りないと残念がる人もいました。

和気藹々と昼食を食べた後は、筑波実験植物園の見学。あらかじめ配られたワークシートに沿って班ごとに園内の植物を観察しました。珍しいシダやコケ等の植物、絶滅危惧種の植物の数々を興味深く見て回り、口々に「楽しかった」との感想をもらしていました。

校外学習は、理科・社会(地理)の授業での学びを深める有意義なものとなりました。

講義を聞く生徒たち

地質標本館の見学

植物園でシダ植物・コケ植物を探すウォークラリー