体育祭練習 ~PX(ピーエックス)~ 体育祭練習 ~PX(ピーエックス)~
9月、間近に迫る体育祭を前に、毎日のように準備が行われています。写真はその一つ、「PX(ピーエックス)」の練習です。高等科生が全員参加するこの演目は、光塩の伝統でもあります。
日本が戦禍の中にあった昭和20年、光塩の校舎は激しい空襲で焼け落ちました。50周年記念誌には、火災の中、先生たちが必死で書類を運び出したことや、生徒たちがガレキを片付ける写真が載っています。
やがて新しく校舎が建ち、昭和25年には校舎落成記念式が行われました。式のプログラムの一つに「パックス・クリスティ」つまり、PXがあります。
パックス・クリスティはキリストの平和を意味します。PXの人文字を形づくりながら、平和を祈る、大事な伝統です。

高等科生によるPXの練習。本番では宗教部の高2生徒が祈りの言葉を唱えます。

光塩の50周年誌より。「昭和20年。空襲で廃墟となった校舎」

同じく50周年誌より。昭和25年の校舎落成記念式。記念演技の一番最後に「パックス・クリスティ 全員」とあります。