職員研修会 ~杉並区環境課講演・阿波踊り・ゴミ拾いフィールドワーク~ 職員研修会 ~杉並区環境課講演・阿波踊り・ゴミ拾いフィールドワーク~

5月、初の試みとして、杉並区との協働による職員研修会が行われました。

現在、杉並区はゼロカーボンシティを目指し、気候区民会議をはじめとする施策を実施しています。この方針が光塩TSUNAGARUプロジェクトの目指すエコロジーの姿勢と重なることから、今回の研修会が実現しました。内容は三部構成で、杉並区環境課の講演に加え、阿波踊り、ゴミ拾いフィールドワークが行われました。

第一部の講演では、はじめに住宅都市・杉並区の特徴や、地域ごとの文化・特色などが語られました。環境課の温暖化対策担当課長・重田拓郎様は温暖化ガスの約半分が家庭から排出されるという区の現状を踏まえ、まずは温暖化の問題を認識することや個人の意識の変革を広める必要性を述べた上で、区の取り組みを紹介しました。太陽光発電システムへの助成制度の説明のほか、ユニークな「杉並消灯日」など33項目の意見提案を昨年提出した区の気候区民会議のような、区民参加の気候変動対策を今後はユース(中高生)世代にも実施するという展望が語られました。

「温暖化問題は、原因に責任の無い将来世代がより影響を受けてしまいます」と説明する重田拓郎課長。中高生によるワークショップは今夏の予定で、6月に参加者が募集されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修会第二部は体育館へ移動。NPO法人東京高円寺阿波おどり振興協会の専務理事・事務局長の冨澤武幸様から阿波踊りの歴史や運営についてのご説明を伺いました。昭和32年、”何かにぎやかな催しを”と手探りで始めた阿波踊り。今や100万人近い来場者がありますが、成功の背景には多くの運営スタッフやボランティアの存在があります。たくさんの中高生も阿波踊り中のゴミ回収や、踊り手への給水ボランティアを行い、イベントを支えていることが紹介されました。講演に続き、東京天水連の方々が見事な演奏と実演を披露し、華やかな鳴り物に載せて職員たちも阿波踊りを体験しました。

 

高円寺の東京天水連の皆様による実演。かっこいい!

 

 

 

 

 

 

 

指導を受けて教員も踊りながら体育館を一周

 

午後の部は、NPO法人グリーンバードによる講演とゴミ拾いフィールドワーク。同団体の高円寺チームリーダー、谷村一成様は”ボランティア”の言葉にネガティブなイメージしかなかったご自身の中高生時代から、「おしゃれ・楽しい・かっこいい」ゴミ拾いを行うグリーンバードに出会い、活動に参加、学生時代から「幕末×ゴミ拾い」などいくつも斬新な企画を立て実現したという経緯を話されました。現在、各地のグリーンバードには多くの中高生スタッフがおり、小学生との環境学習や企業とのコラボ実現など、ゴミ拾いを起点とする企画や活動を行っているそうです。講演後、職員は5チームに分かれ、グリーンバードのガイドのもと、学校周辺のそれぞれのコースの清掃活動に赴きました。ゴミ拾いについ熱中してしまい、時間が超過したチームもあったようです。

グリーンバードのビブスとおしゃれな軍手、 鮮やかなトング。杉並区環境課の方も回られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この袋はゴミ袋。これもグリーンバードのオリジナルです。結構ゴミがありました!

研修会を通じて、地元・高円寺のさまざまな側面に触れ、中高生による地域ボランティア活動のありかたを知ることができました。研修会は、光塩TSUNAGARUプロジェクトが地域に開き、協働しながら展開してゆく貴重な一歩となりました。

光塩TSUNAGARUプロジェクト(2025~2027)についてはこちら

中1遠足 中1遠足

中1は、徒歩避難訓練と友達作りを目標にした遠足を行いました。
光塩の広域避難場所に指定されている和田堀公園への遠足です。和田堀公園は、光塩から歩いて3キロほどにあり、善福寺川沿いにある自然豊かな公園です。公園内には、かまどやマンホール型のトイレなど災害時を想定した設備があり、生徒たちは班に分かれて園内をまわって探してワークシートに書き込んでいました。また、ブランコやうんていなどの遊具も大人気で、広い園内を端から端まで思いっきり駆け回っていました。

帰路はさすがに疲れた様子を見せていましたが、園内でのワークショップを通してクラスを超えて多くの同級生と知り合い、園内の美しい自然と触れ合い、満足している表情が窺えました。

校内で避難経路を確認してから出発します

公園内で設備の確認

園内で昼食

自由時間を楽しむ

 

中2遠足 マザー牧場 中2遠足 マザー牧場

4月30日、中2はマザー牧場へ出かけました。

午前中はデイキャンプ場で班ごとに焼きそばを作りました。煙に燻されながらも、各班手際よく調理していました。

午後は園内を自由に散策し、牧場でソフトクリームをいただきました。

クラス替え後はじめての遠足で、新しい友達との交流を深めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ルルド・ヒル・カレッジのGleeson校長先生とCooney先生が来校されました ルルド・ヒル・カレッジのGleeson校長先生とCooney先生が来校されました

4月23日、ルルド・ヒル・カレッジのGleeson校長先生と留学担当のCooney先生が来校されました。この学校は、ブリスベン(オーストラリア)にあり、毎夏、短期研修とターム留学で多くの光塩生が訪れているカトリックの女子校です。ご来訪を聞いて、昨年お世話になった生徒たちや今年訪問する生徒たちが集まり、先生方を囲んで楽しいひとときを過ごしました。
その後、先生方はこの夏にターム留学を予定している生徒たちと、一人ずつ時間をとって面接をされました。生徒たちは、疑問や不安が解消されて、留学がますます楽しみになったようです。
先生方のご来訪で、ルルド・ヒル・カレッジと光塩との交流が深まる一日となりました

Gleeson先生とCooney先生を囲んで

中1・中2の教室で、生徒たちと歓談される先生方

 

 

 

 

 

 

 

 

左から、Cooney先生、烏田校長先生、Gleeson校長先生、齋地教頭先生、英語科の小林先生

マッチ先生が贈る今月の一句ー4月 マッチ先生が贈る今月の一句ー4月

「公園の青柳風にしないたる」

「朝日浴びて光るがごとき草若葉」

2025年度が始まり、まもなく三週間が経とうとしています。光塩祭の終了とともに高3が引退し、高2がリーダーシップをとることになります。

4月は、新旧交替の時期。様々なことがスタートします。木々も新しい葉をつけて春の日差しをいっぱいに浴びています。春に出てくる葉っぱは濃い緑色をしている夏の葉と異なり、黄緑色をしています。私は、この、最初に出てくる葉の色が大好きです。この淡い色がどのように変化していくのかと想像するだけでわくわくします。

光塩祭でのパフォーマンスを終えて後進に道を譲った高3生を見ていて、立派な「葉っぱ」に成長したことをひしひしと感じました。殊にこの高3は、コロナ禍で入学式もなく始まった中等科生活だったので、その成長ぶりに感慨も一入でした。

今年度も光塩女子学院では、新入生たちを迎えました。この新入生たちが、光塩での学校生活を通してどのような色に変化していくのか、その成長ぶりが楽しみです。

 

 

特別講座ガイダンス 特別講座ガイダンス

水曜6時間目は、自由選択の「特別講座」の時間です。今年度設置されるのは、『実践!グループディスカッション』『日経ビジネスを読む』『声楽を学ぶ』『オルガンを弾こう』など、特色ある14講座。

講座選びの参考にと、4月、特別講座ガイダンスが行われました。楽しい動画で紹介するJemma先生とMelissa先生の『Koen TV』、万博会場からのオンライン中継で支援先のマラウイの展示を紹介する『国際NPOの活動に参加してみよう!』など思い思いのガイダンスが実施され、生徒は熱心に話を聞いていました。ひときわ目立ったのが、今年度新設の『数とカタチのサイエンス』『スペイン探究』。スペインは、光塩のルーツでもあり、楽しそうな新講座を目当てに、多くの生徒が集まっていました。

手前の本は「洋書を読もう」のコーナー

スペイン探究のガイダンスのようす

第54回光塩祭 第54回光塩祭

初夏を思わせる天候の下、第54回光塩祭が開催されました。土・日とも多くのお客様をお迎えし、校庭も校舎内も大盛況でした。
今年度の光塩祭のテーマは「芳春」。実行委員長は、このテーマについて「ありのままの自分も、他者も肯定し、それぞれの場所で学び続けられる光塩は、桜の大樹のようなあたたかな学び舎。他者との関わりの中で光と塩の精神を育む私たちは、大樹にとってかけがえのない桜の花びらです」と述べています。さくら色の画用紙で作った桜の花々を、吹き抜けを利用して上からつるした装飾と1号館入口に段ボールと紙で作った桜の木と桜花は、まさに「芳春」そのもので、明るい春の陽ざしに照らされて咲き誇る桜の花一つ一つを思わせるものでした。

ところで、今年の光塩祭では、これまでのクラブ活動発表・探究の発表に加えて、新たに発足した光塩PR部による動画の上映と案内もありました。
自分が通っている学校のことをもっと知ってほしい、光塩のことをもっとPRしたいという強い気持ちから作られた動画は、光塩の特色である共同担任制、学校行事やクラブ活動、学校内の施設などを丁寧に紹介していました。

演劇部公演

生物部の発表

茶道部のお点前

光塩PR部の案内

PR部作成学校紹介動画

吹き抜けの桜の花の装飾

中1オリエンテーション 中1オリエンテーション

中1が学校生活を円滑に始めることができるよう、オリエンテーションが実施されました。

初めに校長から他者と交流するにあたってのちょうど良い距離の取り方についての話があり、次に学期ごとに行われるミサや祈りについての説明がありました。日々の朝終礼での祈りについては、やり方を教わってからみんなで一緒に唱えてみました。続いて、挨拶などの礼儀、授業前の瞑想、制服の変遷や着方の話がありました。また、翌日から始まる授業への参加の仕方についての話を聴きました。多くの生徒が真剣にメモをとっている姿が印象的でした。

その後は、体育館に場所を移して、互いを知るためのワークショップを行いました。生徒たちは誕生日チェーンや先生ビンゴ、サインワークなどを通してたくさんの人と関わって楽しいひとときを過ごし、中1生徒たちの笑顔があふれる一日となりました。

学校生活についての説明を聞く生徒たち

グループに分かれて自己紹介

「先生の好きな動物は何かな?」                           グループで話し合う生徒たち

 

 

 

 

 

 

 

サインワークの様子

中3・高1裁判傍聴と法律事務所見学 中3・高1裁判傍聴と法律事務所見学

春休みの一日、中3・高1の希望者が、光塩の卒業生であり現役弁護士の先生を通じて、東京地方裁判所における裁判傍聴と、「弁護士」として働くことについて考えるトークイベント、そして「西村あさひ法律事務所・外国法共同事業」様のオフィス見学をさせていただきました。

広々とした眺望抜群のオフィスに集合し、東京地方裁判所まで移動して3か所の法廷に分かれての傍聴後、オフィスにて裁判解説をしていただきました。裁判では専門用語がたくさんあり難解なことが多いので、プロの解説があったことですっきりしたことも多かったようです。

その後、少人数のグループに分かれて6名の女性弁護士の先生方とお話をする時間をいただきました。法律を学ぶということについて考えを深め、自分の将来像を思い描きながら、中高生の今何をしたらよいか、様々な具体的なアドバイスをいただきました。

最後にあったオフィス特別見学ツアーでは、「働く」ということがより身近に現実的に感じる瞬間も多かったのではないでしょうか。

お忙しい中企画を進めてくださった弁護士の先生方、事務所スタッフの皆様、ありがとうございました!

 

2025年度入学式 2025年度入学式

春爛漫の花の盛りに、2025年度入学式がメルセダリアンホールで挙行されました。

新入生たちは、心持ち緊張した面持ちでホールへ入場し、聖歌隊の合唱から入学式が始まりました。

まず、新入生一人ひとりの氏名が読み上げられ、その後、新入生代表が入学に際しての決意を表明し、校長より入学許可宣言が出されました。また、「光塩」の名前の由来である、聖書の一部分が新入生によって朗読されました。

校長からの寿ぎの挨拶の中でも「光」と「塩」について言及があり、一人ひとりの存在は「ありのまま」でかけがえがないのだから、自分も他人も大切にしてほしいと述べていました。

平日にもかかわらず、多くの保護者が来校し、新入生と一緒に校庭のマリア像を背景に写真を撮っていました。折しもマリア像の傍らの花桃が満開で風に揺れているのが印象的でした。

入学式の様子

氏名読み上げ

新入生宣誓

校庭の撮影スポット

中1教室前の装飾