2014年9月 茶道教室 2014年9月 茶道教室
裏千家の先生をお招きし、中1を対象とした茶道教室を開きました。茶道を初めて体験するという生徒が多い中、お茶の点て方やお菓子・お茶のいただき方を学びました。先生には茶道における相手をもてなす心の大切さを教えていただいた後、二人ずつペアになり、お互い相手のためにお茶を点てました。また、挨拶の仕方など日常生活に通じる作法を学ぶことができ、皆有意義な時間を過ごしました。
裏千家の先生をお招きし、中1を対象とした茶道教室を開きました。茶道を初めて体験するという生徒が多い中、お茶の点て方やお菓子・お茶のいただき方を学びました。先生には茶道における相手をもてなす心の大切さを教えていただいた後、二人ずつペアになり、お互い相手のためにお茶を点てました。また、挨拶の仕方など日常生活に通じる作法を学ぶことができ、皆有意義な時間を過ごしました。
練習の成果が結実する体育祭。今年度は所沢市民体育館にて開催されました。初めての会場でしたが、1学期から少しずつ準備をして臨み、円滑に進めることができました。全ての学年が、2学期開始からわずか1週間余りという短い時間を有効に活用して最高レベルにまで高めた団結力を見せてくれました。
各学年が特に力を入れているのは、応援合戦です。元気な声と振り付け、それぞれの学年色を基調とした手作りの衣装や団幕、そしてオリジナルの歌詞にこめた体育祭への思い。全てがひとつとなって会場全体を魅了しました。
対抗競技
優勝 高等科2年 準優勝 高等科3年 第3位 高等科1年
応援合戦
優勝 高等科3年 優勝 高等科2年 準優勝 高等科1年
中1は2泊3日、中2と高1は3泊4日で、それぞれ長野県の四阿高原にある光塩女子学院四阿山荘へと出かけました。
中1のメインイベントは、2日目の中四阿山登山。本格的な登山は初めてという生徒も多いため、初日には、山荘から片道1時間ほどの沢へ足慣らしに出かけます。2日目の登山は皆明るい表情で出発。途中、苦しくなることもありましたが、周りの友人と励ましあいながら、協力して登ることができました。山荘生活初日は、気がねしながら話していた生徒も、登山の後は楽しそうに談笑している姿が見られました。その晩のキャンプファイヤーでは、班ごとの出し物を通して、さらに友情を深めあうことができたようです。
中2は、菅平牧場までの道のりを、やまぼうし自然学校のインストラクターの指導のもと、ネイチャートレイルに挑戦します。面白い色、形をした動植物に多くの生徒が興味津々。さまざまな動植物についての理解を深め、普段触れることのできない大自然を満喫することができました。初めての飯盒炊爨は、メニューに工夫を凝らし、皆で協力しておいしいご飯を作りました。天候に恵まれて、夜には天体観測を行うこともできました。山荘生活を通して学び得た、集団生活に欠かせない他者への心配りが2学期以降の学校生活にも活かされることでしょう。
高1は、いよいよ標高2354mの四阿山山頂への登山にチャレンジ。A班では突然の大雨にみまわれ、急なルート変更がありましたが、臨機応変に対応し、「自然の厳しさ」もプラスに捉えて登山を楽しんでいた姿が印象的でした。また、B班では天候にも恵まれ、ほぼ全員が登山を成し遂げ、高1らしい成長した姿を見せてくれました。登山を通して、お互い励まし合いながら仲間との友情も一段と深まったようです。自分たちで企画したレクリエーションには創意工夫があふれており、皆が楽しめた山荘生活でした。2学期以降もこの前向きな姿勢で様々な行事に取り組んでいってくれるでしょう。
中1は、河口湖にほど近い「自然暮らし体験村森と湖の楽園」へ出かけました。入学からひと月経ち、初めての団体行動の機会でした。バスに揺られた2時間、ジャンケン大会などが行われ、楽しいひと時を過ごすことができたようです。現地に着いてからは、班行動のアドベンチャーゲームに取り組みました。地図と首っ引きで自然豊かな森を駆け回る体験を通して、「自然と触れ合う」「親睦を深める」といった大切なことを学んだ一日でした。 中2は、さがみ湖プレジャーフォレストへ出かけました。中1の時に訪れた場所でしたが、新しいクラスで行動したこと、飯盒炊爨を行ったこともあり、新鮮さや楽しさを感じたとの感想が聞かれました。飯盒炊爨のメニューは、ダッチオーブンで焼いたもっちりふわふわのパンとお肉のたっぷり入ったビーフシチュー。炭の火を起こし、パンは粉をこねるところから作ったためか、より一層美味しく食べられたようです。中2の生徒たちはこの遠足を通して、手作りすることの大切さ、友だちと協力し合うことの大切さを学んだと話していました。
中1:自然暮らし体験村 森と湖の楽園
中2:さがみ湖プレジャーフォレスト
大きな天候のくずれもなく、2000人を越す来校者を お迎えし、第43回光塩祭が開催されました。
『imagination』をテーマとして、各クラブが一年間取り組んできた活動の成果が発表されました。このテーマで寄せられたポスターコンクール作品・川柳の審査も行われました。
光塩祭実行委員長(高等科3年 N.N.)のテーマ発表の文より(抜粋)
今年度の光塩祭のテーマ“imagination”には、「想像力」「構想力」という意味があります。
私は、“imagination”、想像力こそ「共に生かされている私」を実践できる鍵だと思っています。私たちは相手の立場に立った自分を想像し、理解しようと努めることで、支えられたり協力している自分自身に気づくことができるのではないでしょうか。そして、相手も私たちと同じ心を持った人間だと実感した時、私たちは、相手に共感するのです。しかし、共感することは、私たちにとって常にできる簡単なことでは決してありません。なぜなら私たちは「相手」自身にはなり得ないため、相手を完全に理解、共感することは出来ないからです。しかし、だからこそ相手のことや状況を想像し、思いやることができた時、私たちは他者に共感することができるのではないでしょうか。
ポスターコンクール
川柳大会
竹田光柳先生選
天位(1位) 中等科2年 S.S. 「無の中の地球の私何だろう」
地位(2位) 高等科1年 A.S. 「それぞれの大きな夢のワールドへ」
人位(3位) 高等科3年 T.M. 「未来像思いうかべてやる気出す」
川柳大会 投票による1位
中等科2年 N.N. 「ふなっしーあれも誰かの想像か」
当日の様子
全校を挙げて光塩祭に精一杯力を注ぎました。
入学式の翌日、2014年度第1学期始業式がメルセダリアンホールで行われました。昨年に続き「共に生かされている私」が学校目標として掲げられ、校長からその趣旨説明と学期ごとのテーマ、1学期は「笑顔で挨拶」、2学期は「思いやり」、3学期は「もう一人の友と」が紹介されました。また、神様から愛された私たちがその生き方を通して他者に愛を伝えること、それが「光と塩」の生き方であることが示されました。生徒たちは、真剣に話を聞き、目標実践の決意を新たにしている様子がうかがえました。
うららかな春日の下、2014年度入学式が行われました。まず新入生一人一人の氏名が読み上げられ、校長より入学許可宣言が出されました。その後、中等科、高等科各々の代表が入学に際しての宣誓を行い、高等科1年の代表が校名の由来である聖書のマタイ福音書5章13節~16節を朗読しました。校長式辞では、「光と塩」についての説明があり、一人一人がすでに「光」であり、「塩」であり、それぞれの使命を持っていることを信じ、受け容れて学校生活を送ってほしいとの言葉がありました。
今年度最後のミサは、中等科を巣立つ中三の生徒たちのためにささげられました。ミサの中で読まれたのは、ヨハネ福音書第15章12節~17節。「互いに愛し合いなさい」とのイエスの言葉に関連して、神父様が具体例を挙げて中等科生にも分かりやすいお話をされ、無関心あるいは心の中では思っていても見ないふりをすること、それも「人を愛さない」態度に等しいということを強調されました。「互いに愛し合う」というイエスの言葉を実践できるように、生徒、教職員が心をひとつにしてお祈りしました。終業式では、校長から今年度の学校目標「共に生かされている私」を振り返っての話がありました。
終業式の後、中等科卒業証書授与式が行われました。土曜日ということもあり、多くの保護者が出席されました。義務教育の修了という大きな節目を迎えた中等科卒業生たちは、皆 引き締まった表情で校長から卒業証書を受け取っていました。卒業式を終えて、多くの生徒が3年間の感謝の気持ちを教員に伝えていたのが印象的でした。高校生になっても、この気持ちを忘れず、さらに素敵な女性に成長してほしいと思います。
まばゆいばかりの陽光のもと、第80回高等科卒業式が催行されました。初めに校歌斉唱、その後、校長から生徒一人一人に卒業証書が手渡されました。続いて3ヶ年皆勤者と3ヶ年精勤者への賞状授与と、皆勤者・精勤者の保護者への花束贈呈がありました。ついで光塩の名の由来となる聖書の箇所の朗読と卒業生・在校生による合唱が行われました。校長祝辞の中で、この学年の誠実さと真面目さが称えられました。校長・来賓の祝辞・在校生総代送辞に続いて行われた卒業生総代答辞は、校長からのはなむけの言葉にあった「感謝の心を以て過去を振り返る」にふさわしいもので、誠実な人柄がよく表れた答辞でした。卒業式を終えた生徒達は、卒業証書を手に満面の笑みを浮かべての写真撮影を行いました。この写真が入ったアルバムを手にするときには、皆新天地でそれぞれの道を歩んでいることでしょう。
高等科送別ミサでは、慣れ親しんだ学び舎光塩を巣立って、招かれた場所へと派遣されていく高3の上に神様が豊かなお恵みを注いでくださるよう、皆で心をこめて祈りました。神父様は、ミサの中のお話で、神様が一人一人に使命を与えてくださっていること、たとえ大きな困難に出会ったとしても人は決してひとりぼっちではないのだということを強く訴えておられました。ミサに臨んだ高校生は、高三はもとより高一・高二も、神父様のお話にこめられたメッセージを心に刻みつけていました。
送別会は、高1・高2の生徒達が企画して高3の先輩を送る会です。まず初めに、高1からの歌とクラブごとのメッセージの贈り物があり、次に高2からの劇と映像の贈り物がありました。高2の劇は、ディズニーのキャラクターたちが登場するファンタジーで、笑いと涙を誘う心温まるものでした。この劇の中で、高3の体育祭での応援が忠実に再現されており、高3の生徒達は皆感動していました。映像は、中等科入学式の日から高3のクリスマス会での合唱まで、高3のこれまでの軌跡をたどるものでした。高3の生徒達は、中等科・高等科での思い出を走馬灯のように目に浮かべ、懐かしんでいました。