特別講座「日経ビジネスを読む」講演会 特別講座「日経ビジネスを読む」講演会

5月11日(水)特別講座に、日経BPマーケティングの阿波洋輔さんをお招きし、講演会を開催しました。インターネット全盛期の今、事実の真偽を見極めるのは難しいけれど、本や雑誌などから検索ワードを手に入れて「自分はこう思う」という意見を持つことが大切であることを、阿波さんはニュース記事や企業ロゴなどをヒントにして教えてくださいました。阿波さんの「『社会』という言葉を中学生に一番シンプルに伝える際、あなたならどう伝えますか?」という問いに、生徒は様々に思考を巡らせて意見を述べました。後半は関心を持っているテーマをポストイットに書き出して分かち合いする時間をもって、お互いの関心がどこにあるのかを共有しました。

「社会とは何か」に耳を傾ける生徒たち

ポストイットには「聖地巡礼」「中間試験」「新入部員」など、生徒のさまざまな関心ごとが書かれました

高1 ビジネス誌を読む 高1 ビジネス誌を読む

ある世界的な大企業は、大事なCMに、過去の炎上事件で有名な人物をわざと利用しました。なぜでしょう?それは、その企業の“パーパス”と関係しています…。

高等科1年生は、総合的な探究の時間に、日経ビジネスマーケティングの阿波洋輔さんをお招きし、講演会を開催しました。企業のパーパス(存在意義)、不確実性の時代の中での確かな情報の手に入れ方など、生徒たちは経済誌「日経ビジネス」を手に取り、ページをめくりながら楽しいお話に聞き入りました。講演のタイトルは「じぶんの学びの目的とこれからをちょっと考える」。“パーパス”というテーマは、実は進路選択にもつながっています。自分のパーパスは?とはっとして将来を考える、大事な機会となりました。

高等科送別会 高等科送別会

高2が中心になって高3を送る「送別会」が開催されました。第一部は送別ミサ、第二部は高1・高2による出し物です。新型コロナ感染予防のため、高1は動画での参加となりました。
高1の動画は、クラブごとに先輩へのメッセージを収録したもので、アニメーションやイラストを上手に使って作成し、これまでお世話になった先輩への感謝の気持ちを存分に伝えていました。
高2は、ダンス部の創作ダンスとスライド上映で高3の卒業を祝しました。スライド上映は、高3の中1からの歩みを写真で振り返り、高3は体育祭応援合戦や山荘生活などの写真の数々に、当時を懐かしんで歓声を上げていました。たくさんの写真を利用しながらも飽きさせない巧みな編集で、高3を十分喜ばせることができたようでした。

ダンス部によるダンス

スライド上映

 

 

高3 アイメイト体験会 高3 アイメイト体験会

高3の希望者によるアイメイト(盲導犬)体験会が行われました。

公益財団法人アイメイト協会から3名のスタッフの方と4頭のアイメイト候補犬が来校してくださいました。

はじめに、盲導犬についての理解度チェックをした後、全員でアイメイト協会の歩みや協会の活動理念についてお話をうかがいました。
協会の活動の目的は、自立した自由な歩行の実現を通して視覚障がい者の積極的な社会参加を促進することで、多くの支援者がアイメイトの育成に協力しているそうです。また、街で視覚障がい者の方が困っているときにどのような形で手助けしたらよいかもDVDや実演を拝見して学ぶことができました。

後半は実際にアイメイト候補犬との歩行体験をしました。目隠しをしての歩行体験は予想していたものと大きく違ったようで体験直後の生徒からは「思っていたよりもアイメイトの歩くスピードが速い」「普段、どれだけ視覚に頼っているのか分かった」などの感想が聞かれました。

最後は参加者全員とアイメイトによる記念撮影で幕を閉じましたが、生徒にとってさまざまな気づきにつながったようでした。

活躍するアイメイト

歩行体験

高1 国際基督教大学出張授業 高1 国際基督教大学出張授業

1月22日(土)、国際基督教大学(ICU)の森島泰則先生による出張授業をオンラインにて開催しました。「言語習得のメカニズム」をテーマにした講義で、「第二言語を習得する最適期はいつか」「第二言語の習熟度は何に影響されるのか」「言語音知覚能力は生まれつき備わっているものなのか」「胎児はお母さんのお腹の中で言語習得を始めているか」「バイリンガルの人が言語を使用しているとき、脳はどのように働いているのか」など、先生は好奇心をくすぐるたくさんの問いを生徒に投げかけられ、生徒たちは意見を交わしたり自分なりの仮説を披露したりしました。日頃、英語の学習に奮闘する生徒たちにとって、先生の講演は新鮮な視点を得る機会となり、英語と自分との関わりを見つめ直すきっかけになったようでした。

熱心に聞く生徒たち

いろんな角度からの質問にも丁寧に答えて下さる森島先生

高1 上智大学出張講義 高1 上智大学出張講義

11月20日(土)の放課後、上智大学理工学部機能創造理工学科 張 月琳(ちぇん ゆえりん)先生による希望者対象の出張講義が行われました。

バイオメカニクスを専門としていらっしゃる張 月琳先生は「医療に役立つ機械工学」というタイトルで、はじめに理系大学生の1週間の時間ついてご紹介された後、先生のご研究についてお話をされました。

脳震盪(のうしんとう)の発生のメカニズムや画像解析による関節の変形の様子など、機械工学が医療の様々な部分で活用されていることを学びました。

現在履修している数学や物理基礎が、機械工学の分野にどのように活かされているか、生徒たちも理解できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高2 京都・奈良探究活動 高2 京都・奈良探究活動

高2では、10月に予定していた京都・奈良への修学旅行の代替行事として、京都・奈良に関する探究活動や体験講座を実施しました。

1日目
1学期から、京都・奈良に関して事前に探究した内容を、グループに分かれて発表しあいました。テーマも発表方法も様々で、自分の学びが深まるのはもちろん、ほかの人の発表を見て視野を広げることもできました。

 

 

後半は、360度映像を使って、京都・奈良の名所の見学を疑似体験しました。臨場感あふれる映像で、大仏の大きさや、トロッコ列車からの景色の美しさを堪能しました。

 

 

 

2日目
金銀糸、京房紐、型友禅という3つの伝統工芸の中から1つを選び、オンラインでつながった職人さんのお手本を見て、質問も交えながら真剣に製作しました。

「金銀糸」を使ったブレスレット

「京房紐」のストラップを製作中

「型友禅」で絵に色をつけてタンブラーに

 

 

 

 

 

 

その後、京都の舞妓さんとのオンライン交流では、京舞を2曲鑑賞し、舞妓さんに関するクイズに挑戦しました。優美な身のこなしや繊細な京言葉など、現代に息づく伝統芸能の一端に触れるひとときとなりました。

 

 

教室を映像でつないで実施した旅行委員企画

3日目

ここまでの2日間に学んだことを振り返り、さらに自分が知りたいと思ったことを調べ、考える活動を行いました。各自が「京都半日プラン」と題したオリジナルの旅行計画を立て、修学旅行のより具体的なイメージをふくらませました。
最後に、体育祭応援団や旅行委員による企画を楽しみ、みんなで一緒に過ごすことで、あらためて学年の絆を確認しました。

高3対象高大連携特別実習「バイオテクノロジー入門」 高3対象高大連携特別実習「バイオテクノロジー入門」

7月19日(月)に高等科3年生の理系生物選択者対象で、バイオテクノロジー入門実習が行われました。講師はお茶の水女子大学の副学長であり、光塩の卒業生の加藤美砂子先生です。ティーチングアシスタントとして大学院生2名にもお越しいただきました。

容疑者5名のなかから犯人のDNAを見つけ出すというストーリーのもと、実習が行われました。使うのは、マイクロピペット、遠心分離機、電気泳動装置といったDNAを取り扱う際に必須の専門器具です。
細かい操作が求められる実習でしたが、皆丁寧に実験を進め、無事すべての班で容疑者の中から犯人を特定することができました。
生徒からは、「教科書で読んだだけでは想像できずにいた内容を実際に体験することができ、とても面白く学ぶことができた」、「初めての実験器具を沢山使用することができて楽しかった」「バイオテクノロジーをとても身近に感じることができた」など様々な感想を聞くことができました。

 
 
 
 
 
 

高1総合的な探究の時間『”より”よい情報と出会うために~日経ビジネス講演会~』 高1総合的な探究の時間『”より”よい情報と出会うために~日経ビジネス講演会~』

4月21日(水)高1の総合授業に、日経BPマーケティングの阿波洋輔さんをお招きし、講演会を開催しました。『日経ビジネス』を通して、生徒たちは2022年という未来図を俯瞰し、社会のキーワードを自分ゴトにするためにはどのような技術を身に着けていくことが必要かを考えました。

「「情報」の価値は私たちが思っている以上に大きなもので、SNSに書かれる小さな嘘やデマも、場合によっては国を動かす力にまで発展することがある。だからこそ、私たちは自分の頭で考えて、情報を選んで手に入れていかなければならない」という阿波さんの言葉を、生徒たちは熱心にメモを取って聞いていました。BYODが進み、オンラインの環境が当たり前になりつつある現状、情報収集において媒体を選別することの大切さを学べたことは、これから新聞ノートを作成していく生徒たちにとって、重要な機会となりました。

 

 

 

 

 

 

教養演習イベント 教養演習イベント

2月27日(土)に、高2の学校設定科目「教養演習」のイベントとして国立国際医療研究センター研究所 熱帯医学・マラリア研究部部長、狩野繁之先生による講演会「この感染症だらけの世界を前向きに生きるには」が実施され、高1も合同参加しました。新型コロナウイルスが流行しはじめたときの国立国際医療研究センターの様子から、初期のコロナ感染封じ込め、刻々と変化するコロナ感染状況がリアルに伝わり、ユーモアを交えたお話に、生徒たちは熱心に聞き入っていました。先生のご専門であるマラリアと現在の感染状況が対極ですが、「先進国がAfterコロナといわれる状況になったとき、医療やワクチンの行きわたらない貧しい国々の感染が蔓延する状態になるだろう」ということばにハッとさせられた生徒が多かったようです。コロナ禍における光塩生へのメッセージとして、「科学的なエビデンスを求めること―起こるべき結果を知って安心すること」「素晴らしい明日を信じること―祈ること」などを挙げられました。狩野先生の暖かいメッセージに、生徒たちは客観的な視点を持ちつつ、希望を持ってこのコロナ禍を生きることを心に刻んだようでした。