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ごきげんよう!総務委員会(高3)です。
この休み期間中に、生物で気になった分野を調べてみよう!という課題が出ました。そこで、最近よく耳にする新型コロナウイルス検査に用いられるPCR法について、調べてみようと思いました。
この休み中、ニュースはコロナウイルスの話題で持ちきりです。皆さんも毎日コロナウイルスのニュースを耳にしているかと思います。その中で「PCR」という単語を聞いたかもしれません。しかし「PCR」とはどのような仕組みなのでしょうか?

PCR法はDNA(遺伝情報)とその試薬に、約95℃→約50~60℃→約72℃という温度変化を1サイクルとして、この温度変化のサイクルを繰り返すことで、わずかなDNAをもとに同じDNAを多量に複製させる方法です。コロナウイルス検査の際は、患者さんの鼻から採取した粘液中に含まれる遺伝情報に対して、PCR法でコロナウイルスに特徴的な遺伝情報のみを増幅するようにし、その増幅結果を確認します。ウイルスが粘液中に存在すれば遺伝情報が増え、存在していなければ増えません。

参考文献:数研出版 改定版生物(生物/310)
大阪大学微生物研究所「微生物病研究所からのコロナウイルス情報:ウイルス検出法」
HPはこちら

実はこのPCR法は高2で勉強したものです。勉強した当初は、この先よく聞くようになるとは思っていませんでしたが、学校で学んだこと、体験したことが、意外にも身近にあふれているのだと実感しました。
この自粛期間中に経験したことも、いつか私たちの暮らしの中で役に立つかもしれません。そう思うと少しだけ気分が前向きになれる気がします。
六月から始まる新しい学校生活まであと少し!早くみんなに会いたい!